【女ま館だより1号】(98年2月15日●担当●大井夏代)

●98年2月9日(月曜日)の日本経済新聞(朝刊)文化欄に女ま館の記事が掲載されました。その記事に対して、各地の少女まんがファンの皆様から多くの叱咤激励さまざまなメールを頂きました。まずは、メールをくださった皆様、どうも、ありがとうございます。

●大分で古本屋分店の貸本屋を営んでいる女性から、女ま館に買い取り制度は導入していないのか、という質問がありました。現在のところ、女ま館では買い取りはしておりません。というか、資金がないのです。もちろん、将来的には、買い取りもしていかねば、していきたい、と思っておりますが、現在のところ、残念ながら、まだ、経済体力がありません。できれば、その古本屋さんに少女まんがの処分を遅れるだけ遅らせてもらって、なんとかこちらの体制が間に合うといいのですが……。

●関西在住の方からの質問で、「13月の悲劇」の作者は誰か、とのこと。この作者は美内すずえさん、マーガレットコミックス(集英社)に収録されています。最近発行されている文庫タイプ廉価版があるかもしれませんが、確かなことはわかりません。が、この作品は、女ま館の蔵書にあります。ちょっと遠いですが、もし万が一、お近くにお越しの折りは、事前にご連絡いただければ、と思います。

●武蔵小金井在住の方から「花ゆめEPO」の創刊から廃刊までの寄贈の申し込みがありました。す・す・すばらしい。飛び上がるくらいうれしいです。もちろん、ありがたくお受けします。ただ、寄贈された作品群は、女ま館蔵書とさせていただきますので、その点、ご了承ください。もし、重複があったとしても、3部以上は保存していく予定でおります。また、将来的に多数の重複が出た場合、なんらかの処置をさせていただくかもしれません。この点もご了承ください。が、ここ当分は、寄贈されたものはすべて保存していくつもりです。それから、送料・運搬費用などは基本的に女ま館としては出すことができません。その点、なにとぞご容赦ください。のちほど、こちらからメールいたしますね。よろしくお願いします。

●マニラ在住の方から、激励とともに次のような質問が届きました。「たしか昭和41年ごろの号に載っていた作品で、いまだに心に引っかかっているものがあります。ラブ・コメディ風の作品で、題名は忘れたのですが、たしか作者は「奥様は18歳」を書かれた方でした。ヒロインの名前はパティ・ライアン、相手役の男はアメリカン・フットボールをやっていました。日経新聞の記事を読んでいて、この作品をもう一度読んでみたいという思いがふつふつとわいてきました」。
 残念ながら、女ま館には、その頃の別マはまだありませんが(70年代初期のものは少しあります)、どなたか、作者や作品名をご存じの方いらっしゃいませんか?

●娘さんをもつ方から青春時代に読んで非常に勇気づけられた作品があり、読んでみたいが思い出せないとの質問がありました。“タイトルは「土曜日の絵本」で、作者は「りんごちゃん!」を書いた人だと(?)思います”とのこと、どなたか、おわかりになりますでしょうか?

●朝日ソノラマの「Duo」創刊から打ち切り号までの寄贈の申し込みがありました。な・な・なみだ。うれしいです。もちろん、ありがたくお受けします。単行本ももちろんですが、雑誌は特に、精力的に集めたいと思っています。とてもうれしいです。のちほど、こちらからメールしますね。

●自称「いまは漫画は全く読まない30半ばのオッサン」から、共感のメールをいただき、うれしく思っています。「希林館通り」の作者は、塩森恵子さんです。はい。女ま館の蔵書にもあります。

●少女まんが関係のホームページは、ここ一年ほどで非常に多くなっております。そのリンク先豊富なおすすめページは女ま館の支援人のおひとりである、 R.田中二郎さんのページです。「世話人支援人リンク」からも飛べます。

●さて、女ま館は蔵書も少なく限定公開中ですが、春(3〜4月頃)には一般公開日をもうけたいと思っています。日程は、このウェブ上でお知らせする予定です。

●最後に、もいちど、共感や賛同のメールを頂き、とてもうれしく思っています。もし、身近に少女まんがを大量に捨てる、というような方がいらっしゃいましたら、ぜひ、「ちょっと待ったぁ〜」と声をかけ、こちらにご一報くださるとうれしいです。


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