- 「少女まんが館前」jugemブログ アーカイブ -



存在期間:2006年12月〜2019年4月




「じょまかん」とは、「少女まんが館」の略称、通称です。

少女まんが(少女漫画、少女マンガ、Shoujo Manga)に関することならなんでも! というふところの深いブログ(になる予定)でございます。「少女まんが館」に関わり深い人々が書いています。今のところ以下の3名です。

岡村みどり(作曲家・編曲家)
神田ぱん(フリーライター)
大井夏代(さるすべり/少女まんが館館主)

以上は2011年までのこと。
5年間休眠しました。

2016年10月より、再開いたします。

少女まんが館関連のお知らせなどを中心に。

どうぞよろしくお願いいたします。

(2016年10月)


こちらは東京都あきる野市網代にある
少女まんが館のブログページです。
(2002年一般公開スタート)

姉妹館がふたつ生まれました。
どちらも素敵なところです!

●2015年夏オープン、素敵なカフェで珈琲を飲みながら……
少女まんが館 TAKI 1735(三重県多気郡多気町丹生)
https://ja-jp.facebook.com/jomakantaki1735/

cafe 1735(ブランチとイタリアン)
https://www.facebook.com/cafe1735/

●2018年2月現在、プレオープン中(ゲストハウス併設!)

唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga
(佐賀県唐津市大名小路)
https://jomakansaga.com

*3月21日、本オープン

姉妹のようにゆるくつながりながら、
それぞれ自主独立運営でやっております。
どうぞよろしくお願い申し上げます!

このブログの書き手は、大井夏代です。

(2018年3月)


 少女まんが館前ブログ 古い順に書き出し、テキストのみ 
吉祥寺とまんが家さん
jomakan
散歩中に
2006/12/21 05:04:11

ある仕事で吉祥寺の街を歩いています。吉祥寺を歩くとき「もし、このすれちがった中年女性が大島弓子先生だったらどうしよう」とよくわからないどきまぎがわきおこるんですが、そう、吉祥寺は私にとって「大島先生と江口寿史さんが住んでいる街」として、まず、インプットされています。そうだ、一条ゆかりさんも吉祥寺ですよね。パルコ角の近江屋さんがお気に入りとか。あ、樹なつみさんも吉祥寺にお部屋を借りていたらしいことを聞いています。

少しずれていきますが、西原理恵子さんも吉祥寺で毎日かあさんしているらしいし、ドカベンの水島新司さんのりっぱなおうちは井の頭公園すぐ近く。さらにずれていきますが、オタキングの岡田斗司夫さんの事務所も吉祥寺。ほんと井の頭公園すぐ近くの線路わき。

実際、吉祥寺、いい街でした。西三条通りと中道通り、昭和通り、大正通りあたりの駅北西エリアがぶらぶらショッピングするのに楽しいかも。住宅街もいい感じのお宅揃いで、住宅見物も楽しい。

駅から井の頭公園に直結する七井橋通りも、楽しげですが。今日は、そういえば、お笑い芸人さんが高下駄はいてテレビクルーと歩いてましたわ、七井橋通り。顔はわかるけど、名前がわかりません。すれ違う高校生たちがきゃぴきゃぴいってましたので、かなり有名な芸人さんです。

うーん、まんが家さんは顔がわからないから、とくに大島先生はほとんどメディアに顔を出さないから、いいといえばいいのかなぁという気がしないでもないです。(大井)





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美肌一族
jomakan
散歩中に
2006/12/30 07:51:31

最近、中央線車内の窓にはりつけられた広告シートを見て、びっくり! お蝶夫人(エースをねらえ!/山本鈴美香)かマリーアントワネット妃(ベルサイユのばら/池田理代子)か??というお方がショッキングピンクの小さな袋のまんなかにでんと輝いていました。でん、じゃないですわね、ぴかぴかに輝かれておりました。「美肌一族」というコスメ商品です。

その後、都心部のあるドラッグストアのカウンターにも置いてあるのを見て、これまたびっくり。コスメという上品さをねらうあまたの商品群の中で、そのあまりな派手けばけばしい存在感。

そして、超久しぶりに行った美容室で手に取った女性週刊誌に、どうどうの連載まんが記事もありました。

いわゆる少女まんが画風とそのエッセンスでラッピングされ、マーケティングされたコスメ商品のよう。“美人”美容コーディネーター 芝本裕子さんプロデュースのものだそうで。昨年あたりから通販で人気が出ているとか。

コスメな実力はわかりませんが、コスメな世界にこのデザインは新風でございます。お値段も数百円とお手頃なので、つい買ってみたくなってしまいました。(大井)





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少女まんが館とは?
jomakan
少女まんが館とは?
2007/01/01 01:11:11

1997年3月、少女まんがすべての永久保存を目指し、 東京都西多摩郡日の出町大久野(おおぐの)の地に産声を上げた、少女まんがの専門図書館(の赤ちゃん)です。 通称は“女ま館(じょまかん)”といいます。

古いけれども広〜い一軒家を借り受け、ともかく、日々打ち捨てられていく数多くの少女まんがのため、救済活動を始めました。

2002年8月から、一般公開を始めました。週一回、毎木曜日午後1時から6時まで、扉をあけています。

蔵書は寄贈という形で集めさせて頂いております。 古くは昭和20年代の少女クラブの付録、充実しているのは70年代後半から80年代前半の単行本や雑誌(ララ、花とゆめ、プチフラワー、リリカ、デュオ、グレープフルーツ)などでしょうか。近年は、1990年代の別冊マーガレットやなかよしなどもそろってきております。1970年代のりぼん、西谷祥子さん作品も多くございます。

2007年元旦現在、寄贈書は約3万冊ほどになりました。設立当時の有志たち、寄贈される方、来館される方、マスコミ関係の方、もちろん家族たちなどなどに支えられ、今日に至っています。関係者の方々に心から感謝しつつ、日々を送っています。(大井)

詳しくは →こちら「少女まんが館」ウェブサイトへ





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京都国際マンガミュージアム
jomakan
散歩中に
2007/01/01 01:26:46

女ま館設立当時、使わなくなった小学校の校舎などを使わせてもらえるといいよね〜などといっていたことが、京都では現実のことになってはりました。廃校となった校舎を使い、大学と自治体が共同して、2006年11月に開館されたという「京都国際マンガミュージアム」です。ものすんごい蔵書スペースをもってはります。

女ま館はかなりほっとしています。これで、少女まんが作品の散逸はかなり防げそうな……。とはいえ、さすが京都。鳥獣戯画からまんがの歴史をたどるという遠大な時を相手にしているそう。戦後生まれの少女まんがはやはりみそっかす的扱いになるかも(ってまだ、行ったことないんざますけど)。これまで通り、「少女まんが」にこだわって、地道にやっていこうと思いました。(大井)





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女ま館メッセージ小窓 第79号
jomakan
お知らせ
2007/01/30 16:05:28

●お知らせです。今週木曜日、2月1日も午後一時から6時まで、通常通り開館いたします。が、テレビ取材の予定があるため、1時間ほど人の出入りがあり、落ち着かないと思われます。来館を予定していらっしゃる方には申し訳ないですが、ご了承下さい。

●今後とも少女まんが館をどうぞよろしくお願い致します。






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朝日新聞多摩版
jomakan
お知らせ
2007/01/30 16:14:50

1月29日(月曜日)付けの朝日新聞多摩版に女ま館が紹介されました。
→こちらへ。





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女ま館メッセージ小窓 第80号
jomakan
お知らせ
2007/02/02 02:37:31

●昨日のテレビ取材は直前にキャンセルされました。が、地域コミュニティー誌の方がふらりと取材にきて下さいました。また、「ちわー宅急便でーす」と、段ボール一箱、東京は北方面から寄贈書が届きました。1990年代の別冊マーガレットなどと心のこもったお手紙、そして、なんと、チョコレートが入っておりました。どうもありがとうございました。

●女ま館は、毎木曜日午後一時から午後六時まで開館しております。「少女まんが雑誌・創刊号のちっちゃな展示会(1976〜2002年)」も開催中です。





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【女ま館メッセージ小窓 第83号】(2007.03.10)
jomakan
お知らせ
2007/03/10 11:46:54

●3月8日のテレビ取材ですが、無事終わりまして、放映予定日時のお知らせです。3月13日(火)朝7時20分より、フジテレビ『めざましテレビ』内「めざまし好奇心」という10分弱のコーナーです。そのコーナーのさらにワンオブゼムだそうですので、ほんのちょっぴりですね。ただし、全国放映(除く大分)だそうです。もし、御興味あれば、チャンネルあわせてみてください。世話人の中野がアメリカ出張で不在のため、大井ひとりの対応となっておりますので、ちょっと、わかりにくかったかもしれません。すいません。

●今後とも少女まんが館をどうぞよろしくお願い致します。





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お茶をお出しする
jomakan
女ま館日誌
2007/07/12 16:51:17

今日は開館日。雨の中、看板を表へ出したり、ほうきをかけたり。問い合わせメールに返事書いたり、来館者の方にお茶を出したり。そうそう、女ま館では、緑茶や麦茶をご来館の方々にお出ししています。遠路はるばるきていただいた感謝の気持ちのひとつです。時々、お菓子やとなりの和菓子処「幸神堂」のおだんごをお出ししたりすることもあります。お客様をおもてなしする気持ちなわけですが、面食らう方々もいまして、そりゃそうだろうなぁと思います。図書館に行ったら、頼みもしないのにお茶が出てきた、というわけですから。というわけで、単に歓迎の気持ちでお茶をお出ししているので、ご来館下さる方々、気持ち悪がらないで下さいね。(大井)





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コメントカード作成す
jomakan
女ま館日誌
2007/07/13 15:18:46

開架式蔵書ルームに、コメントカードをつくりはじめる。手始めに……と、やはり「ポーの一族」よね、次はえっとぉ「風と木の詩」ね、とほんの数行のコメントを名刺大カードにサインペンで書いて本棚にはりつける。もはやこの2作品は「少女まんが」の古典的作品かも、と思いつつ。これでは偏ってるな、と反省して「摩利と新吾」のカードもつくる。あれれ、ぜんぶ同性愛ものだわ……よけい偏っちゃったかしら、と再び反省する。世間的には「ベルサイユのばら」「キャンディキャンディ」「はいからさんが通る」「エースをねらえ!」「アタックNo.1」「アリエスの乙女たち」エトセトラのほうが人気があったと思われるけど……。いかんせん、私にとっては、それほど思い入れがない作品のため、あとまわし。さぁ、まだまだ、大島弓子、名香智子、青池保子、和田慎二、美内すずえ、くらもちふさこ、吉田秋生、遠藤淑子などなどの大先生方の作品が控えているわ〜。(大井)





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白い部屋のふたり
jomakan
女ま館日誌
2007/07/14 16:54:43

先日ご来館下さった方が探していた山岸凉子先生の作品タイトルです。百合マンガの草分けとか。女ま館の閉架式蔵書を探すと、『りぼんコミック』1971年2月号に掲載されていました。「異色問題作」とあるとおり、確かに、異色問題作……。すごいですわ。ヘビーパンチ。この『りぼんコミック』には、『どケチはいかが!?』汐見朝子、『恋するお年頃』一条ゆかり、『友紀の海を返して!』井出ちかえ、『冬の花火』樹村みのり、のがみけい、巴里夫、赤座ひではる……といった作品作家群が載っています。濃い!! オイルショック前のせいか、インクのうらうつりもなく、かなり良好な状態で読むことができます。(大井)





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蔵書整理の悩み1
jomakan
女ま館日誌
2007/07/15 23:14:39

ほんの小時間、蔵書整理をする。『アリオン』『ヴィナス戦記』(安彦良和)が出てきて、首をひねる。この作品群は少女まんが? うう〜〜。一応、保存の基準は「少女まんが」関連である。いわゆる少女まんが雑誌に掲載されていた作品、作家、付録などなどである。アニメ系や同人系はグレーゾーンなのだけれど、ううーん。しばらく悩もう。よけておく。他、すなこ育子さんのジップコミックスなどが出てくる。なつかしい。(大井)





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本は心の栄養
jomakan
女ま館日誌
2007/07/17 15:50:37

数ヶ月前、お隣の日の出町公民館の方が、初めて女ま館を訪ねてくれました。どうしたわけか、公民館に少女まんが館についての問い合わせがあったそうです。「この電話番号にかけてあげてくれ」と紙片を渡されました。

すぐに電話してみると、年配の女性の声。「『かりあげクン』などを引き取ってもらえるのか?」と。私は目をぱちくりしながら、「いや、それは少女まんがではないので……」とお断りしました。

彼女は東海テレビを見て女ま館の存在を知り、連絡先を探したそうです。数年前に20代で自殺した息子さんが大切にしていた本(まんが)がいっぱいあるため、それを寄贈したかったとのこと。息子さんは「本は心の栄養だから、捨てないで」とよく言っていたそうで、自分はひとり暮らしでもう年だし、捨てるわけにもいかないし、どうしようか、と悩んでいたところ、テレビで女ま館の紹介があったので、ともかく問い合わせてみようと思ったといいます。

私は言葉に詰まりながら「残念ですが、そういうことでしたら、現代マンガ図書館や京都国際マンガミュージアムなどに問い合わせてみて下さい」と申し上げました。すでに蔵書としてありそうではありますが、このふたつの図書館ならば、寄贈を受け付けているし、なんらかの有効活用をしてくれるかもしれないので。

「本(まんが)は心の栄養」という言葉がずしんきた問い合わせでした。(大井)





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少女まんがの場所
jomakan
紙媒体
2007/07/18 06:36:12

昨日、近所のコンビニで少女まんが・レディコミ雑誌の種類を数えてみたところ、24種類ありました。『りぼん』『ベツコミ』〜『390円レディコミ』などなどまで。扉を入り、すぐ右手にコピー機、その隣の書籍コーナーの中段のひとつと下段すべてが少女まんが・レディコミです。一番いいコーナーにごっそりとある少女まんが系の雑誌。本屋でも一番手に取りやすい、いいコーナーに少女まんが・レディコミはあります。指折り数えてみたところ、100種類ありました。売られている現場では、質量ともに強力な存在です。ほんとにすごいと思う!(大井)





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赤ちゃんのお昼寝
jomakan
女ま館日誌
2007/07/19 22:55:25

今日は女ま館の開館日。近所のおかあさんふたりが赤ちゃん連れでご来館。一応、館内のご案内をすませ、お茶の用意をして持って行くと、あらら、赤ちゃんが座布団の上ですやすやお昼寝していました。「せっかくだから、一休みしていこう」とおかあさん。子供用肌掛けをお貸しして、小一時間、少女まんがを読んいかれました。畳の部屋というのは、赤ちゃん連れにやさしい環境でございます。あ、閲覧室は神棚と床の間のある6畳の和室なんですよー。

あと、それから、そのおかあさんが「ここは男の子入っちゃいけないんだってね」というので、仰天。「ええーっそんなことありませんよぉ。老若男女、誰でも入っていいんですよー」というと「うちの息子がそういってたのよ」と。どうも近所の小学生に勘違いされているということが判明しました。(大井)





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コメントカードつづき
jomakan
女ま館日誌
2007/07/20 12:24:36

『綿の国星』のコメントカードをつくりました。ほんの2,3行ですけど。しかも本棚の上の方で見えにくい。でも、見ようとすると見えるので、とりあえずままよ。ほか、蔵書整理も少々続行。

そういえば、先日、秋川東急に行ったところ、化粧品コーナーに『美肌一族』シリーズがどどーんと置かれていました。とうとう、東京西域いなか地方にも進出か。そのきわどく目立つことといったら! うーん、やっぱり、ちょっとこころがぞわぞわして欲しくなる『美肌一族』シリーズ。(大井)





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蔵書整理の悩み解消1
jomakan
女ま館日誌
2007/07/21 16:22:44

『アリオン』『ヴィナス戦記』(安彦良和)は、「少女まんが」じゃないと判断。女ま館内にひっそりとオープンしている「さるの見世」へ移すことにする。





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「はい、さるすべりです」
jomakan
女ま館日誌
2007/07/24 16:32:54

というのは、少女まんが館へ電話すると、まず、耳にする第一声です。中年の男か女か、どちらかの声ですね。「え、少女まんが館へ電話したはずなのに……」電話口のむこうで、少しうろたえているような、そういう気配が感じられます。はい。

女ま館の電話は、女ま館を主宰するさるすべりの電話と兼ねていますので、タイトルのような第一声になっております。「少女まんが館」とのいらえがないからと、間違え電話したわけじゃないです。今日も、いたいけな声の(たぶん小学生?)女の子が、絶句してました。混乱させちゃってすいません。





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ブログ名を変えました
jomakan
お知らせ
2007/07/25 14:59:30

単なる「少女まんが館」から「少女まんが館前」へ変更いたしました。「前」がくっつきました。「学校前」「バス停前」など、あるポイントの前には、人が集い、世間話に花が咲き、和気藹々がとどろきわたり、思いもかけぬ種が生まれることがあるかもしれない。そんなふうに、ブログ「少女まんが館前」もなれたらいいな、という……(意訳=大井)。世話人・中野純さんの命名。どうもありがとう!

また、皆々様、今後とも、現生「少女まんが館」、及び、公式サイト「少女まんが館」、ブログ「少女まんが館前」をどうぞよろしくお願いいたしまーす。(大井)





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今日は取材がありました
jomakan
女ま館日誌
2007/07/26 18:00:04

フリーペーパー『ぱど』(東京西版)の編集の方が来館され、女ま館を取材していかれました。中野と大井で多いに語ってしまいました。





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持ち込み寄贈
jomakan
女ま館日誌
2007/07/27 08:41:31

昨日夕方、閉館間近、常連さんが来館。寄贈書を3冊持ってきて下さいました。『砂の下の夢』(Tono/プリンセスコミックスデラックス)など。ありがとうございます! 





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蔵書整理のつづき
jomakan
女ま館日誌
2007/07/30 23:58:42

押し入れにごっそりとある透明プラスチックひきだしの蔵書類を少し整理する。PFコミックス『河よりも長くゆるやかに』(吉田秋生)が出てくる。

すでに閉架式蔵書にあり。重複である。よりきれいで、刷数のはやいものを閉架の棚に置き、開架式蔵書部屋へチェックに行く。開架にはなかったため、「新着図書」コーナーに置く。

また、ちょこっと開架式蔵書が増えました。





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寄贈メール
jomakan
女ま館日誌
2007/07/31 23:59:46

数日前に寄贈に関する問い合わせのメールがありました。

「サザエさん、リボンの騎士、石森章太郎「江美子ストーリー」なども寄贈していいですか」と。

問い合わせを頂いて、初めて考える女ま館でございまして、考えました。

「リボンの騎士」は、少女まんがの原点ともいえる作品ですので、もちろん、蔵書とさせていただきます。

「サザエさん」は、少女まんががまだ形を表さない頃に、女性の視点で描かれたまんがとして、貴重なものかと。蔵書にさせて頂こうと思います。

「江美子ストーリー」は、「少女クラブ」という少女向け雑誌に掲載され、「サンコミックス」という、やはり少女向け単行本シリーズに収められているので、まさしく「少女まんが」です。なので、もちろんオッケーです。石森章太郎先生の描かれた、初期の少女まんがとして貴重なものかと。もちろんもちろん、蔵書にさせていただきます!

問い合わせ、ありがとうございました!!





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ちょこっと撮影
jomakan
女ま館日誌
2007/08/01 23:59:56

今日は夕方、先日ご来館のぱど編集部の方が再度来館。館内や大井や中野の写真を撮って行かれました。





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枕草子は当時としては少女マンガみたなもの
jomakan
紙媒体
2007/08/04 23:59:22

というようなことを、8月4日付けの朝日新聞で、橋本治さんがおっしゃっておりましたね。なるほど〜と思いました。(大井)





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夏休みモード
jomakan
女ま館日誌
2007/08/14 15:55:04

暑いです。

女ま館は、南は羽生山、北は白山という300メートル級の山にはさまれ、海抜200メートルほどにあります。家屋は築100年の平屋の日本家屋ですので、窓を開ければ、風が通り、涼しいつくりにはなっていますが、それでも、暑いです。昼間は、ですが。

朝晩は、薄い羽毛布団がちょうどいいくらい涼しくなります。冷え込むというほどではないんですけど、朝晩はとても気持ちがよいです。

でも、それも、この時期は、日の出時刻の前後数時間だけでしょうか。かなかなかなかなかなかなかなかなとひぐらしの鳴き声が雨のようにひびく時間だけというか。はぁ〜。

この時間に起き上がって働くと、ものすごくはかどりそうだな〜と思いつつ、7時過ぎまで寝てしまう毎日です。





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一般公開5周年
jomakan
女ま館日誌
2007/08/15 09:40:20

おりしも5年前の終戦(敗戦)記念日、2002年8月15日。女ま館の一般公開がスタートしました。以来、毎木曜日は必ず開館してきました(あ、一度だけ、元旦三が日が木曜日だったことがあり、その一日だけは休館しましたが)。

最初は、「山の端」と名付けた、最北の部屋を公開していましたが、その後、南側の「奥」「座敷」と名付けた6畳ふた部屋を開放。「山の端」は閉架式蔵書室となっています。

今後も、毎木曜日は開館していきます。
GWと文化の日あたりは、臨時開館することが慣例になりつつあります。
あと、もちろん、予約も受け付けてますので、
お気軽にご連絡下さい。








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うわさの姫子
jomakan
女ま館日誌
2007/08/16 23:59:54

今日は開館日。都心方面からご来館のお客様が
「『うわさの姫子』の最後が気になっているんだけど」と。

閉架式蔵書を探してみると、見つけやすい本棚にてんとう虫コミックスが数冊あり、11巻が最後。けれども、この巻では終わっていませんでした。残念。

あとで、気になったので、ネットでちょっと検索してみると、おお、ありました。
ウィキペディアに。くわしく解説してありました。

ウィキさすが!





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1週間弱お休みの件
jomakan
女ま館日誌
2007/08/17 15:10:12

とうとう今朝あたりから、つくつくほうしが勢力をましてきました。
空にはきれいなうろこぐも。暑くとも、すでに秋の気配です。

昨日、閉館間近、常連さんから持ち込みの寄贈が1冊(ZOO KEEPER/青木幸子)ございました。ありがとうございます!

明日から1週間弱、女ま館日誌はお休みの予定です。

次回の開館日は8月23日(木)の予定です。





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寄贈書とともに
jomakan
女ま館日誌
2007/08/25 15:59:25

だいぶ日にちがあいてしまいました。反省反省。

23日の開館日、寄贈して下さった人が、整理のお手伝いに、と来館して下さいました。が、いかんせん、現在、女ま館のスペースはめいっぱいで、整理するためのスペースがなく、お気持ちだけを頂いて、いろいろなお話をして楽しい時を過ごしました。

また、閉館間際に、常連さんが来館。3冊ほど寄贈書を持ってきてくれました。そして、おまけとして、「これおもしろかったんで」と、「キングダム」1−4巻を貸してくれました。中国、始皇帝のお話だそうで。

翌日、ふと、読み始めたら、とまらなくなりました。ぐぅ。おそるべし、少年ジャンプ。





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コンビニでレディコミ買い
jomakan
紙媒体
2007/08/29 12:36:04

今や『月刊フラワーズ』のみを定期購読するのみのか細い少女まんが読みの私ですが、以前から気になっていた、コンビニに並ぶレディコミ群のひとつを買って読んでみることにしました。

『月刊ほんとうに怖い童話』10月号(ぶんか社)です。”教科書が教えない身売りの歴史”いうキャッチコピーに興味をそそられて購入。レディコミの進化ぶりを目の当たりにしました。

少女まんがって、民話や童話のようなものかなぁと思っていたわけですが、まさにそのものになっていましたから。短い文章の原典あらすじ付きで、いろいろと脚色されたまんが作品のてんこ盛り。

レディコミ特有の性描写はもちろんありますが、あまり壮絶にリアルだったりしないので、ファンタジックだったりします。性描写はメインじゃないんだ、と。かなり前のレディコミは、性描写がものすごくリアルでびっくらこいた記憶があります。

内容は陰惨だったりするけれど、”少女まんが”という表現のせいか、その陰惨さは軽減されている。ハッピーエンドあり、そんなあんまりな!という話、人生の悲哀ひとしお、などなど、ストーリーのバラエティも豊か。お話のレベルがけっこう高いんざんす。そりゃ、世界の名作だったりするからなぁ……。

生活の合間に大人の女性が気軽に読むファンタジーなんだなぁ……と再認識。なにせ、誌名が”童話”ですもの。

廉価だけど、ちゃんと作家さんにギャラは支払われているのか? とか、広告が多いとはいえないけれど、売れてるってことか? とか、ほんとうの読者ってどういう人なんだろ? とか、ぶんか社って他にもいろいろ出しているけど、どれも売れてるのだろうか? とか。

あまり世間を知らない私はいろいろな疑問が湧いてくるのでした。(大井)






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雨の開館日
jomakan
女ま館日誌
2007/08/30 17:13:18

小雨ふるちょっと肌寒い天気ですが、今日は開館日。いつも通り、午後1時に開館。

床の間には庭のやぶらん、机の上の一輪挿しには、秋海棠を活けました。トイレ掃除して、ほうきで部屋や玄関のたたきをはいて、あちこち拭き掃除して、看板などを出して、ふぅ、準備完了。

しばらくすると、お客様。近所のお母さんが、『アリオン』『ヴィナス戦記』(安彦良和)を買いにいらしました。だんなさまがガンダムの大ファンで、安彦良和さんのファンという話。なるほど。一緒に来たのは、0歳の赤ちゃん。玄関先でちょっと遊んでいってくれました。にこっと笑う顔が、まあ、なんてかわいいこと!!

また、今日は、母娘ペアのご来館も複数ございました。「懐かしくて涙が出そう」という母のためいきが……。帰り際、「楽しませてもらったから」と、賽銭箱にちゃりんとワンコイン入れていって下さいました。わーん、ありがたいでーす!

まだ、開館中の時間ですので、今日は、ちょっと実況中継風にしてみました。





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戦後少女マンガ史(米沢嘉博)
jomakan
紙媒体
2007/09/04 15:30:18

先日の朝日新聞で紹介されていました。ちくま文庫として、8月発行。祝。(大井)





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ガラスの仮面が再び舞台化
jomakan
紙媒体
2007/09/05 16:50:16

今日の朝日新聞社会面にございました。蜷川幸雄監督が「ガラスの仮面」演出するため、ヒロインを応募するとか。あら〜、「ガラスの仮面」の広がりは、とどまるところ知らず。(大井)





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月刊誌『潮』に女ま館記事
jomakan
女ま館日誌
2007/09/06 15:47:01

昨日発売された月刊誌『潮』のピープルというコーナーに、少女まんが館の紹介記事があります。大井のあまりにどアップの顔写真つき。う〜はずかしい。本人、まともに直視できません。

あ、でも、岡田斗司夫さん(『いつまでもデブと思うなよ』)には及びませんが、撮影当時より、5キロほどやせたんですよ〜。私。西式甲田健康法〜真向法〜操体法〜骨盤体操〜心身統一合気道〜きくち体操〜西野流呼吸法……いろいろ本を読みました。試しました。レイキや気圧療法などの存在も知りました。今も精進の最中ですわ。きっかけは腰痛と首の痛みという中年らしいものなんですけど。それなりに整体や整骨院などに通っていたわけですが、ある日突然、「自分で治してやる」とひらめいて、ほんとは首肩腰の治癒が目的だったのに、なぜかダイエットになっちゃった。「体を感じる」というゆるやか〜な体操がとても心地よい今日この頃です。もちろん1日2食を心がけていまーす。(大井)





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ベルばら関連寄贈書が届く
jomakan
女ま館日誌
2007/09/09 23:59:32

夕方、大きめだけど軽い段ボールが到着。ベルばら関連のポスターやパンフレットが入っている。手書きリストの用紙もオスカルとアンドレの便せん……。ありがとうございます!





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よみもの追加
jomakan
女ま館日誌
2007/09/13 17:51:41

女ま館の閲覧室には、世話人・中野純の著作物が何冊か置いてあります。大井のも1冊だけ置いてあります。女ま館を運営するふたりはどんな人間なの?という疑問にお答えすべく、一応……。

数日前、その小さな本棚に新たなファイルがひとつ加わりました。中野の「ナイトウォーク・エッセー」(東京新聞掲載)です。

まんが読みに飽きたら、手に取ってみて下さいませ。





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なぜか少女漫画
jomakan
雑感
2007/09/16 23:15:04

こんにちは!
いまネットで超話題(?)の東京土建中野支部さんのサイトを御紹介しまーす。
なにせトップページがこれ↓


サイトをご覧いただければわかりますが、土建共済やどけん国保といった保険の説明ページまで、このお蝶夫人風お嬢様(なんかメイド服っぽくもありますが…)とヘルメットかぶったアンドレ風のお兄さんが登場。
「助かるわ この制度」「もう安心さ」なんつってラブラブムードなのです。
でも、ちょっとトップをスクロールすると、リアルな土建業のおとうさんたちが。

美肌一族は納得の少女漫画起用だったわけですが、なんで土建なんでしょうね〜?
いったい誰向けのサイトなの??
謎は深まるばかりです。いつか取材してみたいものだわ…(神田)





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おたずねシリーズ01
jomakan
女ま館日誌
2007/09/29 12:21:41

少女まんがならでは、といいますか、なぜか記憶に残るこのお話、
もう一度読んでみたいけれど、
タイトルは? 作者は? うう〜わからない……。
だれか、教えて〜〜という魂の叫び(大げさ)。

そのおたずねメールが時折、少女まんが館に舞い込んできます。

大井ではほとんどわかりません。すいません。

なので、もしかしたら、このブログを見ていらっしゃる
あまり多くないであろう人々の中に、
たぶんとてつもなくくわしい方がいらっしゃられそうなので、
おたずねメールの一本投げいたしちゃいます。

なにか心当たりの方、教えてくださぁぁぁい。
どうぞよろしくお願いいたしまーす

70年代前半だと思いますが、少女フレンドにて掲載されていたと思います。
作者はうろ覚えですが、なんとか由美子?
内容は信州に住む、母子家庭の長女の生活を描いたものです。
コミックスになっていたのを記憶しています。80年頃、漫画喫茶で見つけたのですが
今は残念なことにタイトルも忘れてしまいました。
もし、ご存知ならば教えていただきたく存じます。

あ、一応、ネットで検索したところ、作者の名前は
「藤井由美子」さんではないかとあたりがつきました。
「しあわせ」「ロングヘアのビーナス」など、人気作を描かれていたようですが、
お話の内容がわかりません〜。
どなたかヘルプお願いいたしまーす。





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おたずねシリーズ01解明
jomakan
女ま館日誌
2007/10/02 13:04:15

はい、そうなんです。藤井由美子さん「しあわせ」(講談社コミックス)でした。

少女漫画選手権(TVチャンピオン)の覇者、鈴木めぐみさんのサイト「鈴木めぐみの情熱的マンガ生活」の「教えて!この作品」コーナーに答えがあったそうです。感謝!






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全国マンガ・アニメーションミュージアム連絡協議会(仮称)設立準備会に出席
jomakan
女ま館日誌
2007/10/03 23:59:00

というわけで、秋葉原UDXビルに初めて行ってまいりました。中間法人日本動画協会の呼びかけで、全国のマンガ・アニメーションミュージアム施設の方々が一堂に集まるという……。我々のような私設の若輩者が参加してよいのだろうか???と腰が引けつつ、ご招待を受けたので、ありがたく参加してまいりました。とうとう、このような日がやってきた(マンガ関連でのゆるやかな横のつながりによる強力なパワー源の誕生というか)、とうれしくもあり、秋葉原も10年ぶり?ぐらいなので、お上りさん気分も味わいつつ。

いろいろな施設があり、問題があり、希望があり……ということがわかって、大変有意義な時間でした。





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食料とガラスの仮面
jomakan
女ま館日誌
2007/10/04 15:37:06

今日は開館日。お昼前、保育園から高校まで一緒だった幼なじみより宅急便。さまざまな食料品のその下に、『ガラスの仮面』文庫本がどっさり入っていた。寄贈書だったのか、とやっと気がついた。幼なじみ、ありがたいっす。





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フランス人少女漫画家
jomakan
紙媒体
2007/10/09 15:18:05

今日の朝日新聞の2ページ目の囲み記事に載っていました。
フランスの日本まんが熱はすごそう。

先日、来館された方も、フランスの日本まんが熱のことを教えてくれました。

最近仕事でフランスに行き、パリのホテルに泊まったところ、近所に3件も日本のまんがを売るお店があったそうです。

少女まんがでは「NANA」「彼氏彼女の事情」「花より男子」など平積みだったとか。

「すばらしい、日本の文化よね」と。

日本の漫画は現代の浮世絵かぁと、しみじみ。







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少女雑誌ふろくコレクション
jomakan
紙媒体
2007/10/23 15:52:49

という本が出ました。この10月、河出書房新社から。編者の中村圭子・外舘惠子両氏は弥生美術館の学芸員です。「ふろくのミリョク☆展」10/4〜12/24まで弥生美術館で開催中。





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日経マガジンに
jomakan
女ま館日誌
2007/10/23 15:56:21

先日21日の日曜日、日経マガジンに女ま館が紹介されたそうです。まだ、私は見てないのですけど。はい。





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ケヤキの大木消える
jomakan
女ま館日誌
2007/10/26 06:55:32

先週金曜日土曜日の二日間で、樹齢数百年はあろうかという女ま館わきのケヤキの大木5本が根本からばっさり切られてしまいました。

毎年夏の涼となり、台風の風をよけてくれ、秋には大量の落ち葉を恵んでくれて、見るだけでなんだか安心するような、大きな大きな木だったんですけど、一郎君、次郎君、三郎君、四郎君、五郎君と名前を付けて、愛でていたんですけど……。

たった二日で消えてしまいました。
寂しいです。

女ま館わきの「ケヤキの小道」はなくなってしまいました。

なんだか妙に明るい細長い空き地になりました。

あ、そういえば、日経マガジンの女ま館記事をやっと見ることができました。
ああ、すごく理解して書いてくれたなぁと、とてもうれしく思いました。
これまでいろいろ紹介頂いた中で、一番うれしかったかも。(大井)





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新着図書にガラスの仮面
jomakan
女ま館日誌
2007/11/01 23:59:16

開架式蔵書の新着コーナーに、ガラスの仮面(白泉社文庫)1−22巻が入りました。





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ケヤキは1915年生まれ
jomakan
女ま館日誌
2007/11/07 13:41:47

女ま館わきのケヤキの大木5本の樹齢がほぼわかりました。1915年ぐらい。大正4年、第1次世界大戦のころですわね、樹齢92年ということです。ケヤキの成長ははやいんですね。3百年ぐらいだと思っていました。でも、92年でも、ほんとりっぱな木でした。神社などに使われるらしい。すこやかな第2の樹生を……合掌。





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おだやかな秋の日
jomakan
女ま館日誌
2007/11/08 16:15:34

今日は開館日。

日経マガジンをみたという方がちらほら来館くださる。
それはとてもありがたいのだが……あの記事のパノラマ写真は、
開架式蔵書室から座敷と床の間と縁側をすべていれて
女ま館のいいとこすべて入れ込んだという、すばらしいもので、
あまりにきれいに撮れていて(ありがたいんですけどね、はい)、
リアル少女まんが館は……ほんと、単なる古い民家なので……
写真とのギャップに驚かれませんよう……。






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おだやかな秋の日2
jomakan
女ま館日誌
2007/11/15 14:48:59

今日もぽかぽかあたたかい秋の昼下がり。
女ま館は定例の開館日。

虫もいずこかへ消え、庭にそそぐ日差しがやさしい。
館内も、まだ、暖房を使うほどでなく、
お客様がいらっしゃるまでは、窓をあけはなして風を通す。

窓をあけるために、閉架式蔵書部屋をいったりきたりして、
お客様を案内するためにもいったりきたりして、
そうして、なんとなく、閉架式蔵書部屋の空気が循環するんだろうなぁと。

いまだ、蔵書が湿気やカビにやられたことがない。

湿度調整のたいそうな機械とかなくて大丈夫なのだろうか、とか、
以前は心配したのだけれど、今のところ杞憂に終わっていて、
ありがたいことです。





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冬来たる
jomakan
女ま館日誌
2007/11/22 17:00:03

寒いです。とうとう冬がやってきてしまいました。この冬の始まりがきつい。
寒さになれてしまうと、まぁなんとかなるのですが、最初がきぃーんと体にきます。
えーん(泣)、が、がまんがまんがまん。

今日は、閲覧室に、とうとう、石油ファンヒーターのスイッチをいれました。
10月下旬から先週までは、電気ストーブでしのいでいましたが、いやん、
ほんと寒い〜。手もかじかんでます。

あ、それから、あまり関係ないですけど、
女ま館から5キロほど離れたところに、日の出イオンモールが明日オープンします。
昨日からソフトオープンとかいうことで、すでにオープンしてるようですが。

巨艦アメリカというか資本主義というか物質至上主義というか近代そのものというか、郊外社会というか……のどかな畑と林の平井っ原が激変いたしました。無料駐車場3700台ですもの。サティに専門店160。車社会にばっちし適応したこれぞまさにモールざぁますね。

私の好きなカルディコーヒーファームがあったり、無印良品にTSUTAYAにマイカルシネマに……これまで、えんやこら1時間以上電車やバスや車などを使わねば味わえなかった都会なフレーバーが、目と鼻の先、5キロのところにやってきてしまいました。

えーん、便利で困っちゃうわ。

心をしっかり保たないと、毎日通っちゃうかもしれないわ。

「もたない暮らし」を目指しているのに、はっと我に返ると、新しいモノが家の中あちこちに……とならないようにしたいものです。

たぶん、戦いですね、これは。勝ち目はあるのか、ないのか。うーん。我に問うのみ。

イオンモールの影響もあってか、女ま館の近辺に分譲新築一戸建ての物件がいくつも現れています。なんだかよくわからない空き地であったり、林であったり、畑であったりした場所が…。

日の出町もだいぶ変わってしまうなぁ……。






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紅葉真っ盛り
jomakan
女ま館日誌
2007/12/01 15:32:05

庭の紅葉が、きれいに色づいて、まさに紅葉真っ盛り。
うらさびしくて、きれいな季節となりました。

床の間にも、紅葉を少々拝借して、活けてみました。

でもでも……うぇーん、やっぱり、冬は苦手だわん。

今日は、臨時開館日。
来館された年配のご夫婦、女性の方が、閉架式蔵書を見て
「わたし、ここに住みたい!」と開口一番におっしゃられました。

ああ、日本家屋は、冬、寒いですよ〜。
底冷えしますよ〜。

……なんですけど、ニコニコ笑っているだけの大井でした。






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紅葉すでに散りし
jomakan
女ま館日誌
2007/12/07 13:06:09

庭の紅葉はもう、ほぼ枯れ木になりました。
駆け足で冬がどっかーんとやってきてくれちゃいました。

昨日は開館日でしたが、寒いな〜もうっと思っていたら、
お客様はついにいらっしゃいませんでした。

そういえば……真冬になると、こんな感じだったかも〜と
思い出してきました。

そんなわけで、さらに冬はさびしーーーっい感じが
ざざざ、ざっぶーーーんとやってくるわけです。

ぶるるっ。

でも、この物理的に凍てついた空気は、心底嫌いというわけじゃなくて、
ちょっとは好きなんですね。

なんだか、体がしゃきっとする感じがして。

あ、お客様はいらっしゃられなかったんですが、
ある雑誌から取材依頼のメールが舞い込んでまいりました。

こぢんまりながらも、女ま館を地道に続けていると、
相手にしてくれる人々が絶えないんだなぁと実感。

ありがたいことです。





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謹賀新年
jomakan
女ま館日誌
2008/01/09 23:59:15

2008年もあけて、すでに9日もたってしまいましたが、
********************************
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
平成20年も、みなさまにとってすてきな年でありますように!
********************************

この年末年始というか、10月末から現在まで、
あふれる蔵書をいかに収めるか、という問題に取り組んできましたが、
やっと解決の明かりが見えてきて、やれやれ、と胸をなで下ろしています。

とはいっても、本作業はこれから、という段階なのですが。
はぁ〜いうはやすく、おこなうはかたし、というのは、こういうことなのかぁと
修行僧の気持ちです。
まだまだ、高いハードルが何本もあるけど、がんばるぞぉぉぉぉぉぉ。

これまでの対して長くないじんしぇえの中で、もしかしたら、
一番、いろいろな事を考えたかもしれません。

考えすぎて、はたと気がついたら、
家の中のあちこちにほこりとごみがたまっている……。

明日はそうじしっかりやりまーす。

というか、あまりに心に余裕がなくて、
年賀状も年賀メールも書くことができず、
とても恐縮しているのでございます。

そうじもやらねばならないけれど、
寒中お見舞いも書かねばならないわ。

今年は年明けから、心だけは、志だけはしっかり保とうと思って、
(女ま館をきちんと続けていくぞぉぉぉぉぉという気持ちのことですね、はい)
正月3日の朝、肩から水をかぶりました。

ついでに、お風呂上がりにも水をかぶるという習慣変更を敢行。
健康にいいと聞いても、絶対にできなかった風呂上がりの水浴びを
やっとできるようになりました。

人間、気合いでなんとかやれるもんだ、と感心したりしてます。

実は風呂上がりの水浴びって、その瞬間は冷たいけれど、
そのあとはとても気持ちがいい。すかっとする。

実は実は、温冷浴というものをやってみたいのですが、
その手始めというか。うーん、できるだろうか、温冷浴。
それが今年の目標のひとつです。

女ま館の話からなぜかお風呂の話になっているわ。おかしいわ。

ではでは、今日はこのあたりで、また。







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里山にタタリガミが……
jomakan
女ま館日誌
2008/01/10 16:35:13

今日は2008年第2回目の開館日です。床の間には笹を活けました。

さて、今朝、近所の山を散歩していると、しゃんしゃんと鈴の音が……。3匹の犬をつれ、鉄砲を持ち、身体に鈴をつけたおじさんにばったり会いました。猟師さんにしては、物腰が柔らかそう。お山でのお約束、にっこりわらって「こんにちは」と挨拶をすると、「このへんに小熊がいるんだよ」と、にっこり。このあたりの山の野生動物を調べている大学の先生だとか。いろいろな興味深い話を聞きました。

小熊がこのあたりを徘徊しているらしくて、目撃情報があるとか。なんとか捕獲して保護しようとしているけど、なかなか見つからない。母熊はどうやらそばにはいなくて、はぐれ小熊らしい。去年は1匹捕獲できたけれど(やはり去年も小熊の目撃情報があった)、すぐにえさをあげすぎて死んでしまった、と。今年はそういうことがないようにしようとしてる、と。

えさがないわけではない。去年はどんぐりがまったく実をつけず、山の生き物は飢餓に苦しんだけれど、今年は食べ物がありすぎる。どっさりどんぐりなってるでしょ、どちらにしてもおかしいんだよ、と。

また、ここ1〜2年で、冬に狸やイノシシに伝染病が蔓延し、たぬきは全滅。イノシシもだいぶ減っているとか。秋川のあるところでは、お昼間、向こう岸にいたイノシシが人めがけて川を渡って突進し、倒され重体になったとか。そのイノシシの脳を専門家が調べたところ、伝染病にかかっており、腫瘍ができていたらしい。

つまり身体も脳も冒され、夜行性のはずが昼行性になり、人を見て警戒するどころか、突進してきたりするイノシシが出現しているということ……この里山付近に!

こ、こ、これは……まるで、「もののけ姫」のタタリガミじゃない??

ちょっとぞっとしました。毛だにが伝染病の原因らしいのですが、伝染経路がよくわからないとのこと。

小熊がでたといううわさ話を耳にしたものの、半信半疑だったけれど、今日、ほんとうにほんとうなんだ、と思って、のんきにひとりでお山を散歩したりするのはいかがなものか、と思ってしまいました。

里山情報でした。





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近隣観光情報その1「和菓子処 幸神堂」
jomakan
女ま館日誌
2008/01/11 13:56:33

こちらは、女ま館から徒歩0分〜1分にある創作和菓子のお店。
ここの「みたらしだんご」(50円)がうんまい!! 絶品。

若奥さん曰く
「うちのはまぜもの一切してないから」と。

そーなんです、そーいう味なの。昔ながらの素朴な味。
焼きたてあつあつを買って、すぐに食べるのがいっちばんおいしい。
2時間もすると、味がおちてきて、翌日にはかたくなっちゃう。

市販のみたらしだんごはまずかたくなりませんよね。
あれは砂糖をはじめとしたいろんなものがはいってるかららしい。

幸神堂(こうしんどう)のみたらしだんごを食べて以来、
私はスーパーや他の店でみたらしだんごを買わなくなりました。

8歳になるみたらしだんご好きのめいっこが
幸神堂のみたらしだんごを食べて
「これ、いらない」と食べなかったのも、かなり衝撃でした。

それほど、市販のみたらしだんごと幸神堂のみたらしだんごは
別物です。形は同じだけども。

ほかにも、この店には「ごまだれだんご」(50円)という絶品もあり。
こつぶのだんごにはごまがまぶしてあって、中にはとろーり黒ごまクリーム。
価格も見た目も味もかわいくおいしいすばらしい!

また、大福、まゆ玉、酒まんじゅうなども、当然、おいしいざますよ。

それから、ロンヤスまんじゅう、という名物もあります。
かつて日本のやす首相とアメリカのろん大統領が
会談した場所(日の出山荘)を記念した一品。
これもつくりたてがおいしいです。

お店にはいると、きれいなおねえさまがたがお茶を一杯入れてくれます。
このお茶もおいしい。明るく和やかな雰囲気です。

せんべい、日本茶、茶菓子、茶器なども売っています。
水曜日には、これまた、おいしいお豆腐なども売っています。

女ま館ご来館の折には、ぜひ、行かれることをおすすめしまーす。
こばらもたまるし、おみやげも買えちゃうし。

あ、みたらしだんごは、現物は店に出ていないので、ご注意を!
見えるように出しておくと、さめてかたくなっちゃうかららしい。
いつでも焼きたてのおだんごを売ってくれまーす。








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今日は臨時開館日
jomakan
女ま館日誌
2008/01/16 23:59:59

年末に予約が入っていたため、今日は臨時開館日。
年配のご夫婦がご来館。
西谷祥子さんがお好きで、読んだことのないものもあったと
喜ばれる。
お役に立ててしあわせです。はい。

にしても、西谷祥子さんの人気は根強い。
これまで何人もの人が、西谷祥子さんを探して来館された。







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近隣観光情報その2 きりんかん
jomakan
女ま館日誌
2008/01/17 23:59:59

こちらも女ま館から徒歩0〜1分。秋川街道沿いのログハウス。
「木工と喫茶」が看板で、中には、木工品や手作りの小物、陶器などが売っています。
木材色々も売ってるし、木材を使った看板などもつくってます。
なにより、コーヒー(350円〜)紅茶ケーキ(各200円)なども頂ける喫茶店です。
週末には手作りパンも販売中。おいしい!

気さくなご夫婦がやっている素朴で落ち着いたお店。
だんなさんは昆虫にめちゃくわしい。
日の出町の観光案内所でもあるので、いろいろ見所相談をするのもいいかも。

きりんかんのだんなさんのおかげで、
私は、すぐ近くの池で初春になると鳴く声がモリアオガエルであるとか、
平井川にはカジカガエルがいるとか、
ある近所のたんぼには姫ホタルがいるとか、
庭先で瀕死にしていたきれいなあおっぽい蛾がオオミズアオであるとか、
いろいろな自然昆虫あれこれを教えてもらいました。





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忘れ物
jomakan
女ま館日誌
2008/02/21 23:23:59

毛糸の帽子が置いてありました。
閉館の後かたづけの時、気がつきました。

心当たりの方、ご連絡いただけると幸いです。





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少女マンガパワー!-つよく・やさしく・うつくしく-
jomakan
散歩中に
2008/02/29 23:59:59

まだ行ってないのですが、ぜひ行きたいイベントです。
欧米をまわっての凱旋イベントのこと。
3月30日まで、川崎市民ミュージアムにて。
詳しくはこちら→へ。





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少女マンガパワー!展を見てきました。
jomakan
イベント
2008/03/14 23:58:59

今日は、川崎市市民ミュージアムへ行って「少女マンガパワー!〜つよく・やさしく・うつくしく〜」展を見てきた。手塚治虫からはじまり、よしながふみまで、時系列的に23人の少女マンガ家とその作品や関連品などを展示したもので、大変興味深かった。楽しかった。やはり原画は美しい。

そもそも、「少女マンガ」に焦点をあてたこの展覧会が、北米9都市を巡回したあとの逆輸入的展覧会であるということに、かなりびっくり。そうかぁ〜そんなに人気があるんかぁ〜と再確認。

少女マンガというジャンルを作り上げた大御所23名のセレクトなどは、なるほどなぁとうなずくもので、わかりやすいなぁとは思ったけれど(説明文には全部英訳ついてるし)、あれ、と思ったのだった。

そういえば、今現在、ちびっ子少女に絶大な人気の「Yes! プリキュア5」とか、その昔は少女にも大人にも大人気だった「美少女戦士セーラームーン」、そのまた昔のヨーロッパでも大人気だったという「キャンディキャンディ」などは?

ああ、そうか、つまり、この展覧会は、文学系少女マンガの系譜なのだわ、と。大人系というか。商業系というか、本能系というか、子ども系、講談社系というか、その手合いの少女マンガは割愛されている。まぁ、公立ミュージアムには、そぐわないかもしれない。

また、少女マンガの社会的認知度や社会的価値を上げるという目的には、文学系のほうが押しがきくというか。通じやすいとか、そういう面もあるのかなぁと。そういう意味では、よくぞやってくださった、拍手喝采、ありがたやありがたや、と思う。

でも……自分もあまり講談社系は読んではこなかったけれど、「少女まんが」のパワーというか、地力というか、そういう力は「プリキュア5」のほうなんだろうなぁと、プリキュア5に夢中のわが5歳の娘を見て思ったりしました。





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東京国際アニメフェア特別企画展
jomakan
イベント
2008/04/15 12:13:01

だいぶたっちゃいましたが、3月下旬に東京ビックサイトで行われた東京国際アニメフェア・特別企画展に女ま館も出展させていただいたので、事務局の計らいで関係者カードをいただいて、こそっと見させていただきました。

女ま館さん、畳一畳大のスペースに紹介されていて、うれし気恥ずかしかったのですが、何よりも!
お隣が「三鷹の森 ジブリ美術館」でございまして、
そんな並列させていただくには、ちょっと、女ま館は、あの……古くてぼろい木造でして、あの、そんな……と、文字通り、腰が引けてしまいました。

それはともかく、この特別企画展、全国のアニメ・マンガ関連施設の紹介パネルなどがずらりとあって、とても興味深く、楽しいものでした。

個人的には、鳥取県境港市にある水木しげる記念館の「妖怪洞窟」へ行ってみたいっっっとキョーレツに思いました。いつの日か、いくぞいくぞといさましく〜。

また、今回の女ま館の展示物として萩尾望都先生の1ページ劇場(初めてエドガーとメリーベルが世の中に出た!)や里中満智子先生のデビュー作(雑誌から切り抜き、手描きの表紙カバーをつけたオリジナルもの)などがあったのですが、そのような貴重なものを寄贈して頂いた神奈川県横須賀市のHさんにお会いすることもできました。感激!

新宿から30分ほどで東京ビックサイトについちゃうし、野ざらしという感じだった湾岸一帯にいろいろビルが建ち並んでいて、きょろきょろしっぱなしのおのぼりさんをやってきた一日でした。





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歯医者さんの少女マンガ
jomakan
散歩中に
2008/06/03 11:24:15

少女マンガとの最初の出合い……それは、歯医者さんの待合室、という場合がかつては多くありました。

昔は歯医者さんが不足していて、今みたいな予約システムじゃなくて、めちゃくちゃ待たされたりして、でも、待っている間に、置いてあるマンガを読破して、心豊かに歯は痛くはれあがり、なんてことが多々あった気がします。

今じゃ、予約システムが徹底していて、指定の時間に10分遅れると、もう、見てくれなかったりするんですよね。そのかわり「20分待っても呼ばれない場合は、ちゃんと申告してくれ」とか、書いてある(私の通ってる青梅方面のある歯医者さん)。時間厳守道場みたいですわ。

それはともかく、前置きがながーくなってしまいました。

現在の歯医者さんの待合室にはどんな少女マンガが置いてあるのかしら? という素朴な疑問から、歯医者さんの本棚をチェックしてきました。

今、私が通っている歯医者さん(何人も歯医者さんがいる。けっこうでかい!)、本棚におさまっている本の大半が少女マンガでした。

・おしゃべり階段(くらもちふさこ)
・Kiss+πr?(くらもちふさこ)
・銀の魂(茶木宏実)
・one(ワン)ー愛になりたいー(宮川匡代)
・アーシアン(高河ゆん)
・♂と♀の方程式(アダムとイブの方程式)(すぎ恵美子)
・パンドラ(明智抄)
・白のファルーカ(槇村さとる)

ほぼ全巻そろっていて、通いつつ読み進めることが出来そう。

でも、そのためには、予約時間のはるか前に来て、読まなくてはいけないし、20分以上は読めないかも(なにしろ、「待たせない」のがモットーの歯医者さんだから)。

少女マンガの息づく場所として、歯医者さんの待合室は至宝かもしれません。





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少女マンガといえば
jomakan
雑感
2008/08/08 13:19:32

少女マンガを読まない人、年配の人でもわかる
「少女マンガといえば○○」に入る作家さんや、作品はなんだろう、と
ふと昨日考えました。

まずは、「ベルばら」ですよね、池田理代子先生。
今も新聞紙上でベルばらキッズを連載されているし。
たぶん、老若男女、どなたでも耳にしたことはある少女マンガ作品。

あと、「ガラスの仮面」かしら?

作家さんなら、一条ゆかり先生、萩尾望都先生??

大御所中の大御所、
人気作品中の人気作品というポピュラリティを考えると、

ああ、もしかして、赤塚不二夫先生のひみつのアッコちゃん
それから手塚治虫先生のリボンの騎士、でしょうか、やっぱり。

マンガすら読まない人たちに、
少女マンガって、たとえばなに? と聞かれた場合に答えることを考えてみました。

のだめカンタービレも通じるか?

映画やテレビをあまり見ないので、いまいち、判断が出来ないです。





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那須ロイヤルストーリー
jomakan
散歩中に
2008/09/04 15:07:03

というのをご存じですか?

東京・那須周遊きっぷ(高速バス&路線バス&ロープーウェイ)で、
ばりばり少女漫画風キャラクター
「ナスターシャ=バスガスキー」さんが
あなたを那須に誘います。
「那須を楽しむなら、見逃せないプランでしてよ!」

化粧品ではすでにおなじみだったけど、
旅行商品にも、少女漫画キャラかぁ〜と。

ナスターシャ=バカンスキーさん
(って、最初に読んでしまったんですけど、
思いこみもいいところで、よくよくみたら“バスガスキー”でしたわ。
なるほど、おやじさまギャク的というか)

彼女は、うーん、ベルばらのマリー・アントワネット風というか。
ピンクの降るようなバラを背負ってますし。
やはり、少女漫画=ベルばら、という社会通念を感じたりします。

で、毎年夏、那須高原に行く私ですが、今年は、シャトルバスが
めちゃめちゃ混んでいて、どうしたことか、と思ったら、
たぶん、この周遊きっぷのせいだろう、と。

車を使わない旅という企画は素敵ですが、
バスの本数がちょっと少ないかも。あるいは、バス自体が少しちびかも。






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月刊フラワーズに思う
jomakan
紙媒体
2008/10/09 17:08:58

定期購読している月刊フラワーズですが、
以前は、「7SEEDS」を真っ先に読ませてもらっていましたが、
最近は、「坂道のアポロン」だったりします。
ほのぼの〜、青春のあまずっぱい情熱〜が思い出されます
(思いっきりおばさん発言ですね)。

小玉ユキさんの、静止したような描線が、大好き。
お話も絵もすばらしいです!

にしもて月刊フラワーズは、ほかのどの作品もおもしろくて、時を忘れます。

今月号は、とくに吉村明美さんの「夢の真昼」、笑って泣きました。
私の憧れのばあさまです。
何度も読み返しちゃいました。

「マダムGの館」や「シネマのレシピ」なども
読み応えございます。





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ベルサイユのばら化粧品
jomakan
散歩中に
2009/01/16 06:44:44

最近、イオンモールをふらふらしていたとき、オスカルさまやアンドレさまやマリー・アントワネットさまが目に飛び込んできました。

やっぱり、本家本元、池田理代子先生の絵を使ったコスメグッズが発売されておりました。
公式サイト(クレア・ボーテ)もありました。

少女マンガ風キャラの化粧品シリーズに腰を抜かしてからすでに数年たつなぁと。










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新女ま館へ…!
jomakan
女ま館日誌
2009/04/10 11:07:00

JUGEMテーマ:漫画/アニメ

 

エンドウキヨシさんの設計による「水色書庫」こと、網代の新生少女まんが館に行って参りました。HPに書かれた交通案内を片手に、拝島駅から五日市線に乗り換えて武蔵増戸駅で下車。女ま館までは徒歩12分ぐらい。古びた網代橋から秋川渓谷を渡ります。桜が満開!大岳山を遠くに眺めながら道を下ると、見えてきました。古い水道管で作った富士山が!なんと竣工半月にして、この古び加減。さすがです。案内してくれた副館長の中野純さん。「東京“夜”散歩」などを書く体験作家でもあります。建具はエンドウさんがオークションなどで入手して下さったそう。すごい、女ま館にピッタリすぎるー。下見張りの板は、部材の段階で水色ペンキを塗って日にさらしておき、壁は泥にペンキを混ぜたものを塗るなどして、早くも風格ある建物になっていました。そしてそして、勝手口にも4コマまんが!少女まんがの館だわ〜。本館に隣接した小屋は物置? と思いきや……なんと炉が切ってある小部屋!ここも読書コーナーとして開放するそうです。さて、気になる本館内部を御紹介しますねー。入って正面には、階段を利用した作りつけの本棚があります。きゃっ! スキニー牧野和子先生! なつかし〜〜階段の踊り場上には「りぼん」が。ここは有吉京子先生のコーナーですね。2階は読書室になっています。少女時代にあこがれた「屋根裏部屋」の趣。あちこちに窓があり、景色を楽しみながらまんがを読めます。網代女ま館は、基礎や梁がとてもしっかりしていて、全国から寄贈いただいた大切な蔵書はぐっと保存状態が良くなりました。が、引っ越したばかりなので、蔵書の整理はまだあまり出来ていません。ネックは本棚不足! 本棚が全然足りないそうです。使わない本棚があれば、ぜひぜひお譲り下さいませ。新生女ま館の開館日は毎週土曜日13〜18時です。みなさま、よろしくお願い致します!(神田)





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真琴メルヘン
jomakan

2009/06/05 13:51:00

 明日で終わってしまいますが、高橋真琴先生の個展が銀座で開かれています。    高橋真琴個展「真琴メルヘン」    5/26〜6/6    11:00〜18:30    銀座 ギャラリー向日葵(03-3572-0830)    東京都中央区銀座5-9-13中村ビル2F    真琴画廊秋には関西でも開催予定のようです。





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戦後民主主義と少女漫画
jomakan
紙媒体
2009/06/05 13:58:00

 という新書が発売されています。PHP新書597飯沢耕太郎・著。2009年6月1日初版発行。興味深い本です。ありがたい本というか。女ま館の蔵書がもっとも充実している頃とかぶります。1970年代から1980年代なかばあたりまでの……。





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小説「トーマの心臓」
jomakan

2009/08/11 11:58:00

最近、本屋にふらりとはいったらば、新刊コーナーにありました。 萩尾望都原作・森博嗣氏による小説「トーマの心臓」。なるほど、この作品は、小説にするとおもしろいかもしれないと、即座に思いました。装幀がすばらしくて、買ってしまいそうになりましたが、思いとどまり、だけども、数日後、買ってあっというまに読んでしまいました。最初はちょっとはいりずらい文章だったんですけど、簡潔で翻訳調の文章が、とても心地よくなってきて、最後まで一気読み。場所や時間があまり特定されないように、とてもうまくイメージと心象風景が言語化されていました。余分なものをそぎ落とし、「トーマの心臓」が肝の部分のみが、オスカーの独白によって、言葉によって再構築されているという世界。オリジナル「トーマの心臓」を、中学生の時に数え切れないほど読み返した身に、同じ読後感が残りました。哀しいけど、少しだけ明るい希望が残る……ような、うーん、すばらしい!再び、オスカーやユーリやエーリクの心に接することができた。それはマンガ作品よりもずっと身近に……と思ったのでした。絵や映像の伝達力は強力だけど、実は、言葉のみのほうが、ストレートに伝わることがあるというようなことを考えます。言葉の力は、実は、どんな武力よりも強いのかもしれないと、ま、「ペンは剣より強し」なんてことわざがあるけど、このことわざはなんかかっこつけていてなんだかなぁと思っていたのだけれど、武と言語というレベルの差はあるのだけど、言葉というコミュニケーション手法の力強さを再認識するこのごろでございます。(大井)





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デビュー40周年記念「萩尾望都原画展」
jomakan
イベント
2010/01/27 10:06:23

昨年暮れに西武池袋本店・西武ギャラリーで行われていたこのイベント。
来館&寄贈して頂いた方からメールをもらって(どうもありがとうございます!)、初めて知り、見てきました。
よい展示会でした。

やっぱり、「トーマの心臓」「ポーの一族」の原画には、目が釘付けに。

私の心象風景の原点は、これだわ……と。
思春期のわけわからぬ頃の、
苦くて甘酸っぱい想いの数々の時代の友。
たぶん、萩尾先生の紡ぎ出したひとこまひとこまが、
私の心の基底となっている。
そして、たぶん、それは一生消えることなく続くのだろう。

原画のパワーか、思春期当時の心の中の、
あれやこれやが鮮明にどどーっと思い出されてきてしまいました。
目に涙……。

会場には、平日午前中という時間にかかわらず、
かなりの人々(年配の女性を中心に男性もちらほら)が、
それはそれは熱心に原画をひとつひとつ静かに鑑賞しておられました。

萩尾先生が40年の長きわたって、常に第一線で活躍してこられたこと、
多くのすばらしい作品を生み出して、たぶん、多くの人々の魂を救い、
豊饒な心の種を蒔いてくれたことを、感謝致します。

あれっ、なぜか神様への祈りのスタイルになってしまいました。










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高橋真琴の夢とロマン展
jomakan
イベント
2010/06/05 15:18:00

 お知らせです。昨日、6月4日から7月4日までの一ヶ月間、八王子市夢美術館にて、「高橋真琴の夢とロマン展」が開催されています。高橋先生の原画の魅力は、ほんと、すんごいです。頭の中に、星が舞います。詳しくはこちら、八王子市夢美術館HPへ→





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高橋真琴展に行ってきました
jomakan
イベント
2010/07/17 13:19:00

 会期も終わりに迫ったある日、行って参りました。年代順に並ぶ原画、そして、貸本(貸本のピークは1948年〜1950年なんだそうです。へぇと思いました)やキャラクターグッズ、下絵など、充実の展覧会でした。入り口そばのごあいさつパネルには「日本のカワイイ文化、少女期文化のバイブルとして多大な影響を与え続けています」と、高橋真琴さんについての現在の評価が書いてありました。確かに、高橋真琴さんは創生期の少女漫画に大きな影響を与え、今や世界的に注目されている「ロリータファッション」などにも、影響を与えていると思われます。ほんとうに、偉大な方だと思います。で、「いつから少女漫画の女の子の瞳に星が輝き始めたのか?」というのが、個人的な興味なんですけど、今回の高橋作品の展示物では、1959年4月号「小学四年生」(講談社)に連載されていた「あこがれのつばさ」には、瞳に星は輝いていないのだけれど、同年10月号には、しっかり、瞳に星が輝いていました。けれども、同年11月号の2色刷ページには星はないのです。1961年や1962年の作品は、星があったりなかったりしていて、60年代終わりになると、もう、りっぱな輝く星が燦然と瞳の中に存在しています。当時の少女漫画や貸本をすべてあたればわかってくるのでしょうが、少女漫画の瞳の星は、高橋作品では50年代おわりごろ出現し、60年代おわりに確立されているということは言えそうです。にしても、やっぱり、原画の威力はすごかった。あ、それで、会場を出て、さあ、この展覧会のカタログを買おうかなぁと思ったら、「え、売り切れなんですか。カタログが欲しくて、遠くから来たんですよ。もう、ないんですか?」と、きれいな若めの女性が少し怒ってスタッフと話していました。で、そばにはカタログを小脇に抱えた中年男性一人。どうも、この日の最初の頃にはあったカタログが、直前に売り切れてしまったようで、私もとても欲しかったのに……。残念。その時点では、ほかの場所での巡回展の予定もないため、カタログの増刷の予定もなしとのこと。うーむ、ほんとに残念。





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ガラスの仮面
jomakan
散歩中に
2010/11/06 08:19:00

奇跡の新刊2ヶ月連続発売だそうですね。すごいことです。祝!





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少女漫画と冬のソナタ
jomakan
映像や音
2010/12/08 09:17:00

韓ドラの金字塔「冬のソナタ」の韓国オリジナルバージョンが、最近発売されました。やっと。韓国での最初の放送から実に8年を経て。「冬ソナは少女漫画的」という話を風のうわさに何度も聞いていたので、昨年10月、私も初めてDVDを借りて見ました。そして、ずぼっとはまりました。はまりすぎて、この韓国オリジナルバージョンを心待ちにしていたんですね〜。即座に買いました。ほぼ1年ぶりに、冬のソナタを第一話から第20話まで通して見直して、しあわせ〜な気持ちになって、ユン・ソクホ監督のインタビューなども見て、しばし冬ソナづけの数日間だったのですが……。ユン・ソクホ監督の言葉が印象に残ったので、ここに抜粋いたします。2002年、ドラマ制作放映当時、韓国TVバラエティ番組(たぶん)の制作現場直撃インタビューから。-------------------------------------ユン監督「人間は運命というものに強い力を感じます。神がそう創ったのでしょう。”愛”という素材を扱うから飽きずに(ドラマ制作を)続けられます。」
Q:今の若者たちに、ユン監督や僕が知る“恋”を伝えるのは難しい。だって、今の時代はネット社会になってしまって"愛"に関する情報がテレビや本などからあふれています。だから共感したり語り合うのは難しい。でも、そういう若い人々にも「冬のソナタ」は人気です。」

ユン監督「時代が変わっても、真実の恋は変わらない気がします。純粋叙情と言うんでしょうかね。昔の少女漫画にありそうな感性かもしれませんが、いくらネット社会でも真実の愛は不変だと思います」

Q:いくら時代が変わっても娯楽があふれてもですか?

ユン監督「韓国の古典である黄順元の”夕立”のような小説は、今の青少年からも愛されて、いくら時代が変わってもその感動は変わりません。それと同じではないでしょうか。時代は変わっても純愛は描かれ続ける。最近、即席の愛だの愛の変化だの言いますが、純愛への乾き、欲求は常にあります。だから余計古典や永遠なもの、純粋なものを恋しく思い求めるのだと思います。こんな時代に幼稚だと言われるでしょうが、意外と人は純粋なんだと思います。古典を読んで、今も感動する人が多いということは、いいことだし生きる力になりますね。」

Q:今、パソコンの前にいる人、ゲームをしている人、いろいろいるでしょう。でも純粋な恋に関しては、黄順元の”夕立”のような、アルフォンス・ドーテの”星”のような純愛は、変わりません。それが真理だ、と」
ユン監督「(人々が)求めるものだと思います。」
Q:「それが真理だから追い求めるのでしょう。人々は純粋を求めたがる。そういう結論を出せました。皆さんもたくさん恋をしてください。特に初恋の大切さを心に深く刻み、みんな一緒にユン監督に拍手を送りながら、終わりにしましょう」-------------------------------------さすがユン監督です。インタビュアーの人もすばらしかった。お二人とも「昔の少女漫画の感性」をご存じのようです。『キャンディキャンディ』などをさしていってるのでしょうか。ともあれ、私は、「純粋叙情」には年齢も国境も性別も職業の貴賤も関係ない、恋において、人はほんとうに自由だから、とくに初恋は……という、まさに「昔の少女漫画」のテーマを再認識。だから、「少女漫画」は軽く国境を越えていった。あり得ない、幼稚だ、といわれようが(それは私が冬ソナを見て最初に思ったことですが)、「人間とは意外に純粋なのだと思います」というユン監督の言葉は、深く胸に響く。「冬のソナタ」の成功の核心を見た気がした。

純粋な恋が、ほんとは、人がこの世に生まれてくる、最初の芽だったりするのだから、まさに世界創造の不思議現場ともいえるだろう。そうか、少女漫画の魅力とは、そういうことだったのか、と。人が生まれる原初の不思議現象の些細な現場描写だったのか! と。だから、少女漫画には真理がある。言葉にするとたいしたことないけど、真理とは、簡単なことなんだろう。というようなことを、冬ソナを見直し、ユン監督のインタビューをみつつ、思ったわけですが、最後、今回の2010年日本での冬ソナ完全版DVD発売に関してのユン・ソクホ監督のインタビューもあって、それは、2002年当時と内容的にはあまり変わらないものの、より、ソフィスティケイトされた言葉で話しているので、それも、ついでに、抜粋いたします。----------------------------------「私のドラマの方向性はカタルシスを与えることです。ドラマを見た人の心がきれいになるように作っています。感情の純化を感じられるドラマを作りたいと常に思っています。」Q:女性心理に詳しいですが、どのように研究されているのですか。「してないですよ。私の性格の中に女性らしさがあるからだと思います。」Q:冬ソナの魅力は?「初恋のときめきや甘酸っぱさをうまく表現したと言われています。そこには誰もが求める純粋さと美しさという永遠の美徳があり、ドラマを見た方がそれを感じてくれたのでしょう。純粋さと美しさは誰もが求めるものですからね。このふたつの美徳のおかげで「冬のソナタ」は皆様に永く愛されたと思います。」-----------------------------------つるべそっくりの笑顔のユン監督、ほんとすんばらしいです!





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初対談
jomakan
紙媒体
2011/05/13 20:17:00

 現在発売中の『Otome continue』に萩尾望都先生と山岸凉子先生の2万字対談が。初対談とか。抜粋はこちら。





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気がつくとオスカル様
jomakan
紙媒体
2011/08/26 21:35:00

 数日前、朝日新聞の最終面、テレビ欄を見ていたら、右下にオスカル様がいたので、おどろきました。あの、バスチーユ監獄へ「進め!」と部下に指揮する勇姿。化粧品の宣伝でした。この夏には、CATVでアニメ「ベルばら」が一挙放送されたりして、「ベルばら」人気は衰え知らず。





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少女まんが雑誌の表紙がくらい
jomakan
雑感
2016/10/30 21:34:00


JUGEMテーマ:漫画/アニメ

10月中旬、ある駅中書店の平積みコーナーで。

少女まんが雑誌って、こんなにくらい感じでしたかしら?

月刊プリンセスも赤黒表紙みたいで。(ooi)

 









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【女ま館メッセージ小窓 第226号】(2016.10.31)
jomakan
お知らせ
2016/10/31 21:27:29

お知らせです。

鎌倉の街で唯一漫画がたっくさん読める喫茶店という「読ム読ム」さん。
そんな稀有な場所での出張「小さな茶話会」も次回は第4回。
日時とテーマが決まりました。

 

 イベント名:
 小さな茶話会 in 鎌倉
   読ム読ム×少女まんが館 第四回

 日時:2017年3月12日(日曜日) 午後2時〜4時頃
 場所:漫画の多い喫茶店「読ム読ム」(鎌倉市大町1-2-19)
 テーマ:『いつもポケットにショパン』(くらもちふさこ)
 参加費:800円(ワンドリンク+お菓子付き)
 参加申込方法:「読ム読ム」に電話(氏名、当日連絡先)
         女ま館へメール(氏名、当日連絡先)

 

「読ム読ム」店主さんは大人になってから、20代の頃におばさまの蔵書コミックスを読んでファンとなったそうな。大井は『別冊マーガレット』連載時(1980年2月号〜1981年7月号)に、リアルタイムで読んでいました。花の女子大生の二十歳前後、小脇に抱えるのは、『JJ』でも『an・an』でもなく、『別冊マーガレット』(集英社)、『月刊LaLa』『花とゆめ』(白泉社)でした。当時は大好きな作品のひとつ。今回もすんなり決まりました。

 

当館女ま館では昨年2015年6月の第七回小さな茶話会で、『白いアイドル』ほか、くらもちふさこ先生作品群をテーマにいたしましたが、『いつもポケットにショパン』は、含まれていなかったので、さらによきかなよきかな、と。

 

今回は、ワンドリンクにプラスお菓子もついております。

 

春へと向かう三寒四温の季節となりましょう。



『いつもポケットにショパン』を好きだった方々、いざ鎌倉へ。







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今日は臨時開館日です。
jomakan
お知らせ
2016/11/03 12:31:02

秋晴れのよい天気ですね。

少女まんが館、今日は臨時開館しております。

まんがの日にちなみ、例年通り。

通常通り、午後1時から6時まで、

扉を半分ほどあけて、みなさまのお越しをお待ちしております。

(ooi)






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TOKYO MX「5時に夢中!」に
jomakan
お知らせ
2016/11/15 11:58:00



少女まんが館さんが中野 純さんの投稿をシェアしました。

作成者: 大井 夏代 · 11分前 · 

 

今日の夕方5時、


JUGEMテーマ:漫画/アニメ


少女まんが館が登場予定です。「追跡ベスト8」というコーナーのもよう。レポーターとして来館した黒船特派員のえんどぅさんが、すごくいい子(というには大人男性年齢ですけれど)びっくりしました。(ooi)



中野 純

4時間前 · 

ちょいちょいテレビに登場する少女まんが館ですが、今日15日火曜17時からのTOKYO MX「5時に夢中!」にも、ちょいと登場予定です。自宅ミュージアムや闇歩きの話もしました(そこが使われるかどうかわかりませんが)。

 






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小室しげ子さんと山田ちづこさんのこと
jomakan
女ま館日誌
2016/11/21 10:45:00



「ロシアン星人アンの日記㈼」2008年8月15日より(小室しげ子先生のブログ)



 

10月29日、イラストレーターの山田ちづこさんが少女まんが館に来館されました。

 

そして、小室しげ子さんのコミックスを3冊寄贈いただき(直筆のサインとコメント、小室先生の自画像などあり)、小室先生がすでに他界されたことを聞いたのでした。

 

小室しげ子さんは、1971年『別冊少女コミック』1月号でデビュー、その後、講談社、秋田書店などで活躍。絵本やイラストなども手掛けていらっしゃいました。かちっとした、けれど、華やかな少女まんがらしい絵柄で、爽やかな印象が残ります。

 

女ま館蔵書として、小室しげ子さんコミックスは
『ふたりの交響詩』1?2巻
『守護霊はエイリアン』
『ばらの封印』
『アリス・アイラブユー』
『遺書 白い少女』
以上、6冊は見つかりました。

 

他にも、アマゾンで検索してみたところ
Aの悲劇
悪魔の橋
明日への道しるべ
あの日の夢を花たばにして
愛の心をキャンパスに
わが愛は翼にのって
新入OL気ばたらきマニュアル (実用まんがシリーズ (1)
すぐわかる!うまくなる!まんがバレーボール
……
少女まんがだけでなく、実用書など、他のジャンルでも作品を残されています。

 

 

山田ちづこさんは、1970年『別冊マーガレット』からデビューし、2作ほど少女まんがを発表後、イラストレーターに転向されたそうです。

 

 

女ま館ツイッターに「(小室しげ子さんと)学生時代から最後まで交流のあった方が来館されて」と書きましたが、この書き方はちょっとまちがいということも判明いたしました。

 

小室しげ子さんは宮城県の出身で、昭和25年生まれ。中学卒業後、「金の卵」として上京。あるメーカーの工場にお勤めしており、そのメーカーの寮で暮らしていたそうです。山田さんよりも少し年上で、最初に知り合ったきっかけは、少女まんが同人誌などで絵を見て、お互いに気に入って文通をはじめ、山田さんが高校2年生の時に、大田区にある小室さんの住む寮へ会いに行ったのが初対面。山田さんは世田谷に住んでいたそうです。

 

で、その時から、亡くなるまで交流が続いたということで、「高校の頃に知り合って」という山田さんの言葉から、私は、てっきり、山田さんと同世代の小室さんも高校生(あるいは大学生)だったのだろうと思い込んでしまったわけですが、違いました。

 

「学生時代から交流がある」というと、お互い学生で同じ立ち位置というニュアンスが含まれますが、「そういう感じじゃないんですよ。言葉ってなかなか正確に伝わらないものですね」と山田さんにがのちほどおっしゃっておりました。

 

後日、山田さんからコメントいただきました。
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最初の頃は「高校生」と「社会人」というハードルを私の方が意識してたと思います。たった2歳差なんですが、自然と距離を縮めていったのは成人を過ぎてから…かな??小室さんがまんがを離れてからは、あちこち付き合ってもらいましたが、現役の頃ディズニーランド行った時も、絶叫系苦手な私の代わりに、小さかったうちの娘とスペースマウンテンに付き合ってくれました。

 

↓亡くなる半年前まで更新していたブログがこちらに…


http://puteange.exblog.jp/
『ロシアン星人アンの日記㈼』

 

まだ削除されずに残ってました。三匹の猫と趣味だった薔薇の写真がいつも登場してます。まさかお通夜の受付をやることになるとは思ってもみなかったです、しかもこんなに早く。(山田)
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小室しげ子先生、すてきなブログです。


猫好き、薔薇好きにはたまりません。


(天に向かって)ありがとうございます。

 

さて、で、1960年代は中学卒業で親元を離れ、すぐに働く、というコースも健在だったのです(「金の卵」と言われたりした)。歴史などで習っても、いまいち身をもってわかってなかったなぁと反省。『ALWAYS 三丁目の夕日』も見ましたけれど、さっぱり身についてないわ。

 

小室しげ子さんが上京した年は計算すると昭和40年、1965年。『週刊少女フレンド』『週刊マーガレット』が創刊されて2年がたち、『別冊マーガレット』が月刊化された年。東京オリンピックの翌年。ビートルズが海の向こうで大人気で日本でも話題沸騰(来日は1966年)、高度経済成長といわれる時代の真っ只中。インターネットもスマートフォンももちろんない。洗濯機、冷蔵庫、(白黒)テレビがまたたくまに普及していく時期です。(わたしは4歳のちぃちぃぱっぱでしたので、ほぼ記憶はありません)

 

つまり、それまではタライに水張って手で洗濯をして、生鮮食料はその日に買い、あとは乾物などを利用した食生活、テレビはあったとしてもチャンネル権は大人が握っていたりする。電話がない家も珍しくなかった。家の前は土の道で、みたいな。アスファルトもコンクリートも、地方へ行けば、まだまだ珍しいという状況だったと思います。もう、ぜっんぜん、今の生活環境とは違います。

 

まんがへの風当たりも強くて、子供たちは少ない小遣いから、なんとかやりくりしてまんがを買っていたけれど(街の子は、貸本屋に通っていた)、大人はしかめっつら、みたいな。

 

当時の時代の空気は、その時を生きた人にしかわからないもので、のちの世代は、いろいろな記録や遺物から当時を想像するしかないわけですが、なかなか、想像力が及ばない(愚かなわたし)、ということを、山田さんのお話を伺う中で、身につまされました。

山田さんご自身は多くを語らず、物静かなお方なのですが、わたしがいろいろ質問攻めにしてしまい、なんとかお名前を出すことを許していたただいて、こうして書いております。

 

後日、11月4日に和田慎二先生のデビュー前のカラー原画を寄贈くださったのも、山田ちづこさんです。いろいろ考えた末の、女ま館への寄贈だったということで。

 

「5年前に小室さんが亡くなり、その後、山田ミネコさんのブログで和田慎二さんが亡くなったことを知って。むかし一緒に同人誌をやっていた仲間が、同じ年にふたりも亡くなってしまいました。

 

もし私も小室さんのように急に亡くなってしまったら、私が持っているものは、家族にとってはゴミにしかならない。捨てられてしまうだろうと。小室さんが亡くなったことを知っている人も、いないだろうなぁと。

 

まんがは人に見てもらってなんぼ、のものなので。ここなら人に見てもらえるだろうなぁと。

 

和田さんが生きていたら、デビュー前の原画が人目に触れることはいやなんじゃないかと思うんですけど、亡くなってしまわれましたので。

 

オークションに出すということも考えましたが、それもなんだか、違う気がして。自分で判断がつくうちに整理しておこうと思って」と山田さん。

 

ああ、あまりに貴重な話とコミックスとカラー原画です。ありがとうございます。大切に保存させていただきます。

 

 

おわり……じゃなくて、あ、いや、まてまて、書こうとしているのはまだあるのでした。山田さんがどのようにして小室しげ子さんと知り合ったのか、和田慎二先生のデビュー前のカラー原画をどうしてお持ちなのか、という素朴な疑問を山田さんにぶつけますと……。
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山田さん:
私は『別冊マーガレット』を買っていて(『週刊マーガレット』だと毎週だからこづかいで賄えなかった)、中学生の頃からまんがを描いていました。

 

『週刊マーガレット』の読者ページにイラストを投稿したら、それが掲載されて。今では信じられないでしょうが、イラストの下に名前と住所が番地まで書いてあるんですね、当時は。

 

それで、日本全国から何十通も手紙をもらいました。書いてあることはみな同じで、イラストのことを褒めてくれて「絵をください」と。なので、絵を描いて手紙をくれた人たちに送りました。

 

自分も同じことしましたよ。忠津陽子さんのイラストを見て(もちろんデビュー前)手紙を書いて、そしたら、ちゃんと3枚、絵を送ってくれました。すでにおしゃれな感じの絵でした。

 

それまで学校でけっこう孤立してたのが、まんが描いてるというだけで友達になれる環境が新たに出現したんですよ。

 

当時は情報がないから、みな、情報に飢えているんです。絵(まんが)を描いてる身としては、他の人の絵(まんが)を見てみたい、生原稿を見てみたいという気持ちが強くありました。読者ページはほんとじっくり見ていました。

 

最初に入った同人誌が『セブングループ』という名前でした。中2の頃からかな。読者ページの募集を見て入ったんですね。少女まんがオンリーの同人誌ですよ。昔から少女まんがと少年まんがは住み分けができていました。100人ぐらい会員がいて、東京の大学生の男の人が主催されていました。

 

同人誌の集会というのにも初めて行きました。その時、横浜から来ていた同い年の女の子に新児童少女漫画界(貸本からはじまった新人育成機関)のことを教えてもらい、その会誌『若草』という同人誌を知ったんです。

 

同人誌のほとんどが肉筆回覧誌だった時代に、ここの会誌はなんとオフセット印刷。その女の子がわざわざ『若草』を送ってくれて、こっちのが断然オススメ!」と手紙で説得された記憶が…。彼女は少女まんがのような美少女でした。

 

それで、『セブングループ』をやめて、『若草』の会員になりました。両方の会費を払うのはむずかしかったので(当時はお店のラーメンが60円、どんだけビンボーだったんだろう、じぶん)。

 

『若草』は数百人規模の大きな同人誌で、オフセット印刷して2ヶ月に1回、会誌を出していました。若木書房や講談社の編集者が出入りしていて、若手まんが家の供給源になっていたそうです。

 

私は若草50号あたりに入会したのではないかと思います。69号の表紙が小室さんの絵です。

 

高校生になると断然フットワークが良くなって、相手が地方在住者以外、手紙で始まる機会は減り、回覧紙の書込みや同人誌の集会で情報のアンテナをのばしてたような気がします。

 

ある日、『若草』を教えてくれた横浜の美少女が、同じ横浜在住の鈴木光明先生に自分の作ってる肉筆回覧誌を持って行くというので(実はその先生のまんが読んだ事なかったんですが)のこのこついて行きました。

 

ここには色々な人が出入りしていて、他にも回覧誌やまんがの持ち込みに対して、先生が講評を書いていた様です。

 

「若草」でちょっと気になってた山田ミネコさんにもここでお会いすることになりました。その山田ミネコさんが作ってた同人誌『シーホース』も含めて、当時出入りしていた人たちが鈴木光明先生を交えて横浜港の大桟橋でいつも集会やってたので(昔の大桟橋は屋内に無駄に広い休憩スペースがあって、みんなで半日ウロウロ。たまに、今日混んでる?と思うと大型客船が接岸してた…)、和田慎二さんとの初対面もそのあたりだったかも??もしくは鈴木光明先生宅のいずれかです。

 

山田ミネコさんは当時から有名で、個人同人誌も出していました。原稿をそのまま綴じて、仲間に回していくもの(肉筆同人誌)で『シーホース』という名前。山田ミネコさん、和田慎二さん、いまいかおるさん、小室しげ子さん、私と、ほかにも2、3人で全部で7、8人いたかな。でも、みんな次々雑誌に出て行って(プロデビューして)、あまり長くは続きませんでした。

 

いまいかおるさんは(高校)卒業当初はデパート勤務。新卒でバイトってこの時代ほとんどなくて、今と真逆。日本経済絶好調で「非正規」という言葉が存在してなかった。なので、いまいさんに『シーホース』渡すべく銀座○越の4Fへ、紳士靴売り場を探してキョロキョロしました(笑)。

 

和田さんはまだ東海大学の学生で、伊勢原に下宿していた頃。和田さんはデビューはまだされていませんでした。下宿に当時としてはとても珍しい青焼きのコピー機を持っていて、それで同人誌をつくっているらしい、といううわさも聞いていました。

 

和田慎二さんの原画ですが、これは、たまたまご本人が持ち合わせてたのを、私がダダこねてゲットしたのでしょう…やはり。実はもう1枚、こーゆうの描いて!とダメ元でお願いしたら、次会った時ほんとに描いて来てくれて、色まで塗ってあったので、その律儀さに動転したことがあります。

 

でも、まんがを離れてからお会いしたのは1回、訃報も偶然見た山田ミネコさんのブログで知りました。

 

小室しげ子さんと、どのように知り合って交流がはじまったかのか正確には覚えていないのですが、当時、あっちにもこっちにも出廻る肉筆回覧誌に手を出してた私が、そのどれかに小室さんの作品を見つけて、たぶんコメント(感想)書いたのがきっかけで(回覧誌だから当然メンバーの住所も全公開!)文通始めて、ある日寮へ呼んでいただいた…という流れだったと思います。

 

同人誌仲間とは、まず、絵のやり取りからはじまって、文通が続き、実際、本人に会うのは最後という感じでした。絵や文章だけのやりとりで、写真なんて手軽に撮れるものじゃなかったから、写真もなく、絵と文章だけで相手を想像して、実際に会ったときにお互いびっくりする、というようなことはよくありました(笑)。

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というわけで、1960年代後半(昭和40年代)、若き少女まんが家志望の人たちの群像劇をかいま見させていただきました。

 

私の手もとに『COM』(虫プロ)1968年4月号「特集--全国まんが同人誌--その歴史と展望」があり、こんなに多くの同人誌があったのかと、神田の古本屋で見つけて読んでびっくらしまたが、山田さんから生きた証言を聞いて、感無量でした。

 

そのほか、山田さんが語ってくれたお話で印象に残ったものを……。
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山田さん:
西谷祥子さんが出てきた頃、「あ、違う人がでてきた」と感じました。大好きでした。小学生の頃ですね。その頃は、西谷さんの作品が読みたくて『週刊マーガレット』を買っていて、買ったらすぐに西谷祥子さんのページを開いて、歩きながら読む。交差点でもまんが読みながら。危険ですよね。ポケモンGOをやってる今の人と同じですよ。帰ってから読めばいいのに、もう、すぐに読みたくてね。

 

中学生になってからは、『週マ』はざっくり立ち読みして、『別マ』(別冊マーガレット)や『デラマ』(デラックスマーガレット)を買っていました。

 

デビューが決まったのが高3の7月。1970年に入ると小室さんが(まだデビューしてなかったけど)大胆にもポンと仕事を辞めてしまって、ひたすらまんが描き始めたりしてしてるのを見て、とにかくどこかに投稿してみたい一心で、「自分ってなんぼのもんだろうか…?」と。ついに初投稿……したのが『別冊マーガレット』でした。

 

当時、他誌が年1回とか数ヶ月毎の募集をしてる中、「毎月〆切」「毎月発表」っていうのはここ『別マ』だけだった。投函後、2日目か3日目に編集長から速達が来て(家には電話なかった!)、集英社探して神保町の交差点をウロウロした記憶があります。1ヶ月後には掲載誌が本屋さんに並んでいました。「え…?」という感じで。あの頃、なぁんにも分かってなかったです。

 

親に隠れて描いていたまんがでしたが、原稿料が小切手で送られてきてアウト。

 

当時の高校生、就活は5月頃から始まってたので、既に私は保険会社に就職が決まっていました。実は、私は就職を滑り止めだと思っていたのです。皆さんゴメンナサイ、と今なら反省するところです。

 

自分の作品が載っている雑誌は自分で持っていなくて、少女まんが館で、何十年かぶりに昔の自分の作品が載ってる雑誌を見ましたが、すぐにぱたんと閉じてしまいました。昔の絵で、とても恥ずかしい……なので、その名前はちょっと言えません。

 

アシスタントは、デビュー後の一時、芋ズル式?に数人の漫画家さんの仕事場へ行きました。のちに『ガラスの仮面』を描くことになる美内すずえ先生が一番印象的。徹夜明けのテンションで「実物大の似顔絵描いて!」と私がムチャブリした時(先生も徹夜明け)描いてくれたお宝絵…は今も隠し持ってます、ほぼ実物大。ネームが上がって作画に入ると「眠気覚まし!」と言って、あれこれ喋る(睡眠不足はすでに限界)その話が、ふと気がつくとさっきと同じになってる!(笑)

 

その大阪弁の抑揚を、時々懐かしく思い出しています。
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というわけで、いろいろな話をしてくださった山田ちづこさん、楽しかたったです。

 

本当にどうもありがとうございました。

 

また、お気軽に女ま館に遊びに来てください。

 

(ooi)

 


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【女ま館メッセージ小窓 第228号】(2017.01.01)
jomakan
お知らせ
2017/01/01 15:39:55

【女ま館メッセージ小窓 第228号】(2017.01.01)

あけましておめでとうございます。

来館された方々、寄贈いただいた方々、ほかいろいろなご支援下さっている方々、どうもありがとうございます。 深く感謝致します。

昨年中は、いろいろなメディアに取材いただきました。ありがとうございました。

現在もウェブで視聴可能なものは、下記の二つです。

●浦安ネットラジオ「ちょあへよ.com」
 「八方美人」2016年9月30日配信
http://www.choaheyo.com/radio/happou181.m3u

●NHK WORLD TV 「TOKYO EYE 2020」
 「Tokyo Book Tour」2016年11月30日配信
https://www3.nhk.or.jp/…/tv/tokyoeye2…/episode_20161130.html

本年もどうぞよろしくお願い致します!


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少女まんが館 リンク集 その一
jomakan
リンク集
2017/03/10 22:07:00

●少女まんが館 TAKI 1735

2015年夏にオープンした三重県多気郡多気町丹生1735(みえけんたきぐんたきちょうにう1735)にある、志村夫妻による、少女まんが館。東京都あきる野市の中野・大井(夫妻)による少女まんが館の姉妹館です。本格的カフェも併設されていて、居心地抜群。

 

●りなの部屋

『なかよし』『ちゃお』『りぼん』の雑誌やふろくの画像、データなどがてんこもり。主に1980年代以降の『なかよし』『ちゃお』『りぼん』の王道三大少女まんが雑誌がみっちりとそろった「少女まんが館」設立をめざす、りなさんのブログ(2012年2月からスタート!)です。応援してます!

 

●高橋亮子センセのマンガでキュンとなったら…

掲示板と雑誌発表時の扉絵画像のある作品紹介など、高橋亮子作品への愛に溢れたサイトです。高橋亮子センセ作品を集めていらっしゃる管理人さんは、いつの日にか、そのコレクションを公開することも思案中。「自宅ミュージアム」な「少女まんが館別館 高橋亮子館」が生まれる日がくるかも……。応援してます!

 

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(ooi)

 

 

 

 






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2017年、明日4月1日から一般公開スタートです。
jomakan
お知らせ
2017/03/31 20:00:00

春とはいえ、花冷えの今日。

みなさまお元気ですか。

ご無沙汰致しました。

 

冬期休館を終え、明日4月1日は少女まんが館の一般公開日です。

通常どおり午後1時から6時まで、扉を半分ほどあけて、みなさまのお越しをお待ちしております。

 

本年度もどうぞよろしくお願い致します。

 

4月1日、大井は不在です。

 

なぜかというと……あの、すいません。

と最初に謝ってしまいます。

 

大井は一週間ほど前に階段を踏み外して、左足首にひどい捻挫をしてしまいました。

全治6週間。まことに残念ながら、4月1日、4月8日は大井は別宅で安静にしております。

 

4月15日は在館予定です。(ooi)


 







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少女まんが雑誌公式サイト リンク集1
jomakan
リンク集
2017/04/20 00:34:00

ちゃお

りぼん

なかよし

 

花とゆめ

Sho-Comi(ショウコミ)

マーガレット

 

別冊マーガレット

別冊フレンド

Betsu-Comi(ベツコミ)


月刊プリンセス

月刊LaLa

月刊ASUKA

別冊花とゆめ

 

月刊フラワーズ

 

ARIA

 

WINGS(ウィングス)
MELODY(メロディ)
Cookie(クッキィ)

 

デザート(少女フレンド後継誌)
PETiT comic(プチコミック)
フィールヤング
Kiss(キス)
Cocohana(ココハナ・旧コーラス)
Cheese!(チーズ!)

 

BE・LOVE
月刊YOU(ユー)

 






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少女まんが雑誌(系)公式サイト リンク集2
jomakan
リンク集
2017/04/20 10:34:00

月刊HONKOWA(本当にあった怖い話)
実際にあった怖い話
Nemuki+(ネムキプラス)

 

月刊ミステリーボニータ

 

ITAN

 

月刊Gファンタジー
月刊コミックゼロサム
月刊コミックジーン






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(少女)まんが関連施設 リンク集
jomakan
リンク集
2017/04/20 21:08:00

弥生美術館・竹久夢二美術館(東京都文京区)

菊陽町図書館(熊本県菊池郡)

 

長谷川町子美術館(東京都世田谷区)

 

立川まんがぱーく(東京都立川市)

 

米沢嘉博記念図書館(東京都千代田区)

 

明治大学 現代マンガ図書館(東京都新宿区)

 

広島市まんが図書館(広島県南区)

 

杉並アニメーションミュージアム(東京都杉並区)

 

森下文化センター(田河水泡・のらくろ館)

 

京都国際マンガミュージアム(京都府中京区)

 

北九州市漫画ミュージアム(福岡県北九州市)

 

新潟市マンガの家

 

新潟市マンガ・アニメ情報館

 

全国マンガ・アニメミュージアムマップ

 

 






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美術館 リンク集
jomakan
リンク集
2017/05/07 22:12:00

八王子市夢美術館

 

大塚国際美術館

 






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2017年、小さな茶話会のお知らせです
jomakan
お知らせ
2017/05/11 15:10:00


〜〜〜お知らせと募集〜〜〜


イベント名:小さな茶話会
(ざっくばらんな少女まんがについての井戸端会議のような……

 

第九回 テーマ 『夢の碑』(木原敏江)
*番外編・花伝ツァ*

 

日時:2017年07月01日(土) 14時 〜 16時頃
場所:女ま館2F北側 ちゃぶ台まわりにて
定員:10名ぐらい
(当日は、通常通り13時から18時まで開館しております)

 

参加費無料、差し入れ歓迎

 

参加希望の方、メールでご連絡下さい。
(お名前、ご住所、当日の連絡先、交通手段を記していただけるとありがたいです)


 


(↑画像データになっています。
お手数ですが、ご自身でアルファベッドを打ち込ん下さい。
 よろしくお願いいたします)

 

*おいしいお茶を飲みながら、
みなで楽しいひとときを 過ごせればいいなぁと思っています。

 

*みなさまのご参加を、お待ちしております。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
毎年恒例の茶話会を7月1日(土)に開催したいと思います。

 

今年のテーマは木原敏江先生の『夢の碑』です。

 

PFコミックスでは本編20巻、番外編2巻の全22巻。大作です。復習が大変だと思いますので、ひとつ、必須課題図書を設けました。

 

*番外編・花伝ツァ*です。
1980年『プチコミック』に発表された読み切り作品。81ページなので、復習するのにはうってつけです。

 

上月よ! 花車よ! 「兄長 必ず 此日を 誤り給ふな(このかみ かならず このひを あやまりたまふな)」!

 

少女まんが館では、初期の頃から「木原敏江先生(と名香智子先生)を大プッシュしていくぞ」という秘めたる目的がありました。流麗華麗な絵柄はまさに「ザ・少女まんが」ゆえに、少女まんがファン以外の方には近寄りがたい感があるであろうけれども、描かれている世界のおもしろさ、奥深さときっぷのよさを、より多くの人に知っていただければ……と。

 

『夢の碑』は1984年から1997年末までの12年間、『プチフラワー』誌上にて断続的に掲載された短編や長編など15作品に冠されたシリーズ名です。「桜の森の桜の闇」から「月光城」まで。花陽炎からアナベルまで。桜の鬼から人食い魔女まで。平安の時代から大正初期まで。中世ヨーロッパも。

 

『夢の碑』PFコミックスとしてまとめられたとき、本編スタート以前の1978年から1983年に発表された「大江山花伝」「夢幻花伝」「花伝ツァ」「鬼の泉」などが『夢の碑番外編』として加わり、『プチフラワー』以外に掲載された『封印雅歌』『煌のロンド』など五作品も本編に編入されました。現代ものなども含め、全25作品が収録されています。

 

日本の古典や伝承、古い歌、能や歌舞伎の演目……さまざまなことを教えてくれる「夢の碑」。鬼や妖魔、白蛇や人外のもの、南朝の皇子たち、時代の波にのまれ消えていったものたちへの鎮魂歌のような……大人の少女まんがです。ジャパニーズ・ファンタジーです。涙ぼろぼろです。実は館主ふたりがいま再読中の作品なのであります。そして、そのすごさをあらためて思い知らされている最中なんであります。同志を求む! という感じなのであります。

 

というわけで、すでに、茶話会に突入したかのような文章になってしまいましたが、未読の方は「花伝ツァ」を試読し、既読の方は再読して、「夢の碑」世界に触れてみてください。

 

そして、7月1日、ざっくばらんに語り合いましょう!

ーーーーー
茶話会後は、中野純による「あきる野蛍闇ナイトウォーク2017」を予定しています。
茶話会とナイトウォーク、茶話会だけ、あるいはナイトウォークだけという3パターンで楽しめる、お得な一日です。

 

今後とも少女まんが館をどうぞよろしくお願い致します。(ooi)






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少女まんがポータルサイト
jomakan

2017/07/05 09:36:00

大人の少女漫画ポータルサイト 「少女マンガがスキ!」

 

以前から、とてもしっかりしたサイトさんだなぁと思っていましたが、

つい昨日、久しぶりに拝見したら、『あこがれの〜』大井著書がリンクされていて……じ〜ん、

ありがとうございます。

 

以前より、紹介記事やまとめ方がくわしく適切で、ますますパワーアップしている、まさに

大人の女性たちための少女まんがのポータルサイト!

になっていると感じました。

 

しばし少女まんがから足が遠のいてしまい、でも、また、なにか読みたいなと思ったとき、

大海原にたつ灯台守のように、頼もしいサイトです。

 

(ooi)

 

 






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「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」創業記はじまりました〜
jomakan
お知らせ
2017/07/10 22:48:00

少女まんが館の姉妹館として、

一昨年夏に三重県多気郡多気町に

 

「少女まんが館 TAKI 1735」が誕生いたしましたが、

(カフェ1735を併設して、すばらしい館に成長中! ありがとう!!)

なんと、今年末から来年あたりに、二番目の姉妹館が、佐賀県唐津市生まれそうです。

 

唐津ゲストハウス 少女まんが館 Saga です。

 

館主さんのブログ、はじまりました。

さすが編集者&ライターさん、わかりやすいです。

くわしくは上記ブログへゴー。

 

一番目の妹、二番目の妹……。妹がふたり。

大井は女兄弟がおりませんので、う、う、うれしい。






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—初めて来訪の方へ—
jomakan
お知らせ
2018/02/21 10:04:00

●こちらは東京都あきる野市網代にある
少女まんが館のブログページです。
(2002年一般公開スタート)

 

姉妹館がふたつ生まれました。
どちらも素敵なところです!

 

●2015年夏オープン、素敵なカフェで珈琲を飲みながら……

少女まんが館 TAKI 1735(三重県多気郡多気町丹生)
https://ja-jp.facebook.com/jomakantaki1735/

 

cafe 1735(ブランチとイタリアン)

https://www.facebook.com/cafe1735/

 

●2018年2月現在、プレオープン中(ゲストハウス併設!)

 

唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga
(佐賀県唐津市大名小路)
https://jomakansaga.com

 

*3月21日、本オープン予定

 

姉妹のようにゆるくつながりながら、

それぞれ自主独立運営でやっております。

どうぞよろしくお願い申し上げます!(ooi)






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企画展「竹宮惠子 カレイドスコープ」
jomakan
ちらし
2018/03/28 11:56:00


JUGEMテーマ:漫画/アニメ

 

「これからのコミックは、

たぶん「風と木の詩」以後という呼び方で、

かわってゆくことだろう」

寺山修司


 

寺山修司没後35周年記念 特別企画展2018 vol.1

 

竹宮惠子

 

カレイドスコープ

 

 

青森県三沢市にある寺山修司記念館

エキジビットホールにて

4/7〜7/29まで

 

5/4

竹宮惠子の大人の漫画教室

色っぽく描くコツ

11:00〜

 

竹宮惠子トーク&サイン会

14:15〜

 

三沢市寺山修司記念館

 










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ガールズ&パンツァー博覧会
jomakan
ちらし
2018/03/28 12:04:00


JUGEMテーマ:漫画/アニメ


 

私たちが戦車道で残した轍を、たどってみませんか?

 

ガールズ&パンツァ博覧会

 

4/7〜5/13

新潟市マンガ・アニメ情報館

 



 

 






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杉並アニメーションミュージアム企画展 新幹線変形ロボ シンカリオン
jomakan
ちらし
2018/03/28 12:07:00

3/28〜7/16

 

毎週月曜日は休館日

 

杉並アニメーションミュージアム

 








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#7つのヒマワリ
jomakan
ちらし
2018/03/28 12:22:00

ゴッホが描いた“花瓶のヒマワリ”全7点が一堂に展示

 

3月21日〜

 

大塚国際美術館

 








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『少女まんがは吸血鬼でできている』出版記念イベント開催のお知らせ
jomakan
イベント
2019/01/19 15:52:00


JUGEMテーマ:漫画/アニメ


【女ま館メッセージ小窓 第243号】(2019.01.18)

おくらばせながら、
祝!平成31年、西暦2019年!!
あけましておめでとうございます。
旧年中はたいへんお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

〜〜〜お知らせと募集〜〜〜

イベント名:
『少女まんがは吸血鬼でできている』出版記念
「小さな茶話会」

第十回 テーマ
『ポーの一族』『夢の碑』など古典吸血鬼少女まんがを中心に
ざっくばらんに少女まんが話をいたしましょう。

日時:2019年02月17日(日) 14時半 〜 16時半ごろ
場所:GALLERY BIBLIO(ギャラリービブリオ)内
BIBLIO-nest(ビブリオネスト)
東京都国立市中1—10—38
(国立駅南口徒歩2分)
https://www.gbiblio.jp

参加費:1,000円(お茶、お茶菓子付)
定員:10名ぐらい

『少女まんがは吸血鬼でできている 古典バンパイア・コミックガイド』
(中野純・大井夏代 著、方丈社)直売もいたします!

参加希望の方、メールでご連絡下さい。
(お名前、ご住所、当日の連絡先を記していただけるとありがたいです)


(↑画像データになっています。
お手数ですが、ご自身でアルファベッドを打ち込ん下さい。
よろしくお願いいたします)

*館主ふたりの初の少女まんが共著本、美しく見やすいデザイン(オールカラー!)と自立する厚さ(378ページ、29ミリ)。お値段が高めですが、でもしかし。1997年東京都西多摩郡日の出町に誕生して以来20年余(2009年東京都あきる野市に移転)、多くの少女まんがファンからの寄贈書6万冊超というリアル少女まんが館を「吸血鬼少女まんが」というテーマで、378ページの誌面に多数の雑誌表紙・扉絵画像・館主の思い入れ文章などをつめこんだ「携帯少女まんが館」と思えば、な〜んてコンパクトな! 見て楽しい読んで楽しいを心に置いて制作しました。これまで女ま館にご協力いただいたみなさまへの感謝をこめて。当日は、この「携帯少女まんが館」とともに、みなさまからの感想や叱咤をいただきつつ、いつもどおり、おいしいお茶を飲みながら、楽しいひとときを過ごせればいいなぁと思っています。

*みなさまのご参加を、お待ちしております。

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さて、もうひとつお知らせです。

仲俣暁生『失われた娯楽を求めて』
中野純・大井夏代『少女まんがは吸血鬼でできている』
出版記念トーク 

仲俣暁生さん(文筆家・編集者、『マガジン航』編集発行人)、
中野純、大井夏代によるゆる〜い鼎談です。


2019年1月24日(木曜日)15時〜16時半
下北沢オープンソースcafe “WORKSHOP” にて
(日本における老舗コワーキングスペース! のハイテクと手作業ドッキングスペース)
https://osscafe.business.site

参加費:1,000円
定員:若干名

参加希望の方、メールでご連絡下さい。
(お名前、ご住所、当日の連絡先を記していただけるとありがたいです)


(↑画像データになっています。
お手数ですが、ご自身でアルファベッドを打ち込ん下さい。
よろしくお願いいたします)

*「そして鼎談後の17時ごろから、さるすべり発祥の地である下北沢(というか代田)のミニ闇歩きツアーを闇ます」(中野twitterより)

偶然にも、昨年末に発売されたまんがに関する本がふたつ。
仲俣暁生『失われた娯楽を求めて 極西マンガ論』(駒草出版)
中野純・大井夏代『少女まんがは吸血鬼でできている 古典バンパイア・コミックガイド』(方丈社)
前者は1980年前後のニューウェーブ・マンガと以後の秀逸な作品群(冒頭は「岡崎京子論」)、後者は1950年代〜1980年までを中心とした「吸血鬼少女まんが」153作品(冒頭は『ポーの一族』)が紙面に登場。著者の生年3つの違い(1964年生まれ、1961年生まれ)が反映されています。すこしだけずれた同世代感! 好きなまんが、自分がよい!と思ったまんがを自分の言葉でいろいろ書いて、紹介しているという点が通底しているかもしれません。本の完成を互いに祝い、互い質問しあう予定です。『マガジン航』編集部でもあり、スタジオも兼ねている下北沢オープンソースcafe “WORKSHOP”。4つのカメラで収録も予定しています。Thank you very much, Mr.Kawamura!!

*みなさまのご参加を、お待ちしております。(ooi)






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明日4月20日(土曜日)は定開日
jomakan
お知らせ
2019/04/19 16:08:00

 

明日は4月20日土曜日。少女まんが館の定開日です。通常通り、午後1時から6時まで、扉を半分ほどあけて、みなさまのお越しをお待ちしております。大井は不在です。


 







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