★メニュー検索の例(現代用語の基礎知識 CD-ROM版の場合)  ただし、CDWIDTH=80 を設定しています。 ・まず、どんな文書が入っているか、見てみましょう。 コマンド> CDROM2 -C ------結果------ -B0 ; 現代用語の基礎知識1992年版 : GN92EP -B1 ; 92年度版執筆者一覧 : AUTHOR -B2 ; この事典の使い方 : MANUAL -B3 ; 編集部から : EDITORS -B4 ; 自由国民社の出版案内 : PUBLISH -B5 ; 現代用語の基礎知識1991年版 : GN91EP -B6 ; 現代用語の基礎知識1990年版 : GN90EP ----------------(途中、空白を32ヶ削除しています↑) 上から順に、文書0,1,…6と、7ヶの文書があることがわかります。 ・それでは、1992年版のメニューを見てみましょう。 文書番号(この場合は 0とします)を指定するには、-B オプションを使 います。 コマンド> CDROM2 -B0 -M ------結果------ <□分野別検索92|1032192> <□トレンド別キーワード集|2120> <次項目:2120> ---------------- メニュー項目と、ポインタ(CD-ROM 内の位置を示す数)が、 <項目|ポインタ> という形式で並んでいます。 ・トレンド別キーワード集を見てみましょう。 文書番号の指定の他に、ポインタを指定します。 コマンド> CDROM2 -B0 2120 ------結果------ <□世界の中の日本用語集  |2622> <□アジアと日本の関係用語集|4774> <□日米関係を考える用語集 |7118> <□ソフト化経済を追う用語集|9476> <□ネットワーク社会用語集 |11580> <□地球と生命の危機用語集 |14488> <□海の未来を開く用語集  |16782> <□人間性回復をめざす用語集|18828> <□現代の家庭と家族の用語集|21176> <□世界の構想・計画集   |23280> <□日本の構想・計画集   |26360> <□超テクの未来用語集   |29324> <□人と宇宙を結ぶ用語集  |31992> <次項目:2622> ---------------- たくさんの項目が、<項目|ポインタ>という形式で並んでいます。 ・次々にメニューをたどっていきましょう。 「超テクの未来用語集」を見るには、ポインタ 29324 を指定します。 コマンド> CDROM2 -B0 29324 ------結果------ <◆SDI(戦略防衛構想)〔軍事問題用語〕|15805524> <◆ASAT(攻撃衛星)〔軍事問題用語〕|15835912> <◆TASM(空中発射戦術対地ミサイル)〔|15838574> <◆指向性エネルギー兵器(DEW)〔軍事問|15892980> <●電磁パルス(EMP)弾〔防衛問題用語〕|17223486> <◆ジオ・フロント開発〔現代産業用語〕|17950688> <◆ムーンライト計画〔エネルギー・石油産業|18498228> <◆超電導エネルギー貯蔵システム〔エネルギ|18508152> <◆燃料電池〔エネルギー・石油産業用語〕|18510926> <◆水素エネルギー〔エネルギー・石油産業用|18511638> <◆大深度地下鉄〔交通・運輸用語〕|18554632> <◆惑星列車〔交通・運輸用語〕|18572872> <◆マリーン・エキスプレス〔交通・運輸用語|18593518> <◆ラム・ジェット・エンジン〔交通・運輸用|18600132> <●リニア地下鉄〔交通・運輸用語〕|18643922> <●テクノスーパーライナー〔交通・運輸用語|18645294> <★光ニューロコンピュータ〔コンピュータ用|18699076> <◆ジョセフソンコンピュータ〔コンピュータ|18708996> <●人工知能(AI)〔コンピュータ用語〕|18752848> <◆看護ロボット〔現代工学用語〕|19037750> <◆メタノール自動車〔現代工学用語〕|19041264> <◆レールガン〔現代工学用語〕|19042182> <◆磁性流体〔現代工学用語〕|19047652> <◆プラスチック製エンジン〔現代工学用語〕|19058056> <◆マリンバイオテクノロジー(海洋バイオテ|19063550> <●マイクロマシン〔現代工学用語〕|19065764> <●アーティフィシャル・リアリティー(AR|19066556> <●ソーラーカー〔現代工学用語〕|19069012> <●超電導電磁推進船〔現代工学用語〕|19069682> <●エアー・ブリージング・エンジン〔現代工|19070902> <★サッカーボール分子〔新素材用語〕|19073526> <◆高温超電導体〔新素材用語〕|19092968> <★可変分周器IC〔電子工学用語〕|19108422> <◆光化学ホールバーニング(PHB)〔電子|19117386> <◆バイオチップ(生物化学素子)〔電子工学|19124896> <●スペクトラム拡散方式〔電子工学用語〕|19161430> <●ニューロ素子〔電子工学用語〕|19163234> <●ジョセフソン素子〔電子工学用語〕|19165648> <●RISC(縮小命令セット・コンピュータ|19168376> <●宇宙太陽発電〔電子工学用語〕|19232140> <●スペースプレーン〔電子工学用語〕|19233008> <◆沖合人工島〔海洋開発用語〕|19254442> <◆海上浮体ビル〔海洋開発用語〕|19256988> <★グルタミン酸受容体遺伝子〔生物技術用語|19270336> <◆人工たん白質〔生物技術用語〕|19288952> <◆遺伝子組換え〔生物技術用語〕|19290628> <◆トランスジェニックアニマル〔生物技術用|19293084> <◆バイオセンサー〔生物技術用語〕|19300110> <●糖鎖工学〔生物技術用語〕|19326068> <◆低温核融合〔生物技術用語〕|19376836> <●ITER(国際熱核融合実験炉)〔生物技|19406562> <◆バイオプラスチック〔化学用語〕|19498704> <◆ハイパー繊維〔化学用語〕|19504382> <◆形状記憶樹脂〔化学用語〕|19511576> <●分子機械〔生物学用語〕|19596654> <◆マイクロ・サージャリー(超微小手術)〔|20807530> <◆永久型人工心臓〔医学用語〕|20812670> <次項目:31992> ---------------- ・次々にメニューをたどると、最終的に項目の内容が表示されます。 コマンド> CDROM2 -B0 19290628 ------結果------ ◆遺伝子組換え(gene recombination)〔生物技術用語〕 任意の生物のDNA断片を別のDNA分子に結合させる技術で、一九七三年スタン フォード大のスタンリー・コーエン博士によって初めて行われた。方法はベクター (遺伝子の運び役)を適当な制限酵素で切断し、そこに挿入したいDNA断片(任 意の生物のDNAを制限酵素や物理的なせん断力等で切断したもの、m-RNAから逆転 写酵素によって合成したもの、化学的に合成したものなど)をDNAリガーゼとい う酵素の働きによって結合させたのち、DNAを取り込みやすくした生細胞に取り 込ませる。公的には「組換えDNA実験」とよび、実験指針が作られた。しかし、 その後、アメリカなどで研究が急速に進んだ結果、当初予想されたような危険性は ないことがわかり、数回にわたって、実験指針が改定され、規制は大幅に緩和され ている。 さらに文部省は九一(平成三)年一月三一日付で、大学などで行う遺伝子組換え実 験に対する指針を、霊長類の受精卵の遺伝子操作もできるようにするなど大幅に改 正した。それによると動植物個体を使う実験は、従来、文部大臣の承認を必要とし ていたが、これを大部分は大学などの研究機関の承認だけで行えるようにし、ヒト を除く霊長類の受精卵の遺伝子操作も文部大臣の承認を得れば実施できることにな った。これによってわが国でも遺伝子病やがんに対する遺伝子治療の基礎研究が進 むものとみられる。 <次項目:19291968> ---------------- ・さて、次のページには何が書かれているのでしょう? <次項目:ポインタ> が、次ページを示すポインタです。 コマンド> CDROM2 -B0 19291972 ------結果------ ◆合成酵素連鎖反応法(PCR)(Polymerase chain reaction method)〔生物技術 用語〕 目的とする遺伝子DNAを一○○万倍にも増幅させることができる方法で、遺伝子 増幅法ともいう。一九八五年にアメリカのシータス社によって開発された。八八年 に高温で安定な新しいDNA合成酵素Taq(タック)ポリメラーゼ(好熱性細菌由来 )を使用する方法が開発され一挙に実用化が進み、シータス社とパーキンエルマー 社の共同による自動機械の販売開始と相まって、基礎研究はもとより、バイオテク ノロジーの各分野で盛んに利用され始めている。原理的には、DNA合成酵素は反 応開始の引き金となるDNA小断片(プライマー)がないと働かないことを利用し ている。増幅させたいDNAの両端にプライマーをつけ、温度を上げ下げすること によって酵素反応を繰り返すもので、短時間で大量のDNAを増幅させることがで きる。増幅できるDNAの長さは通常数百塩基対であるが、二○○○〜三○○○塩 基対までは可能と考えられている。今後、がんその他疾患の臨床検査、微生物検査 、法医学領域におけるDNA鑑定(→別項)などで応用が拡がるとみられている。 <次項目:19293084> ---------------- DOC中に引用した項目、索引は現代用語の基礎知識CD-ROMより引用しました。 −−以上−− 1993/12/20